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3【首絞め描写有り】
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「ッちさ兄!?
なんで、ここに!」
「僕がいたら駄目なの?」
「そういう、訳じゃ…」
「そ。ならいいよね」
どうしよう、さっきの言葉を聞かれた…
僕が弱ってると喜ぶちさ兄。
よりによって聞かれたのがちさ兄。
最悪だ…。
「何考えてるの?
駄目だよ、今僕と話してるんだから。
それよりさっき、『辛い』って言ったよね。」
「ッ、言って、ない…」
「嘘は良くななぁ…
南ごときが僕に嘘つくなんて許せないね。
これはお仕置きかな。」
お仕置き?
何、するの?
僕が困惑してるといきなり力強く首を絞められた。
「な…っ、に、!」
「はは、苦しんでる。
どう?今の気持ちは?
悲しい?寂しい?ねぇ、どんな気持ちなの?答えてよ、南。」
首を絞められて声が出せるはずない。
なのにずっと質問を投げかけてくるちさ兄。
僕がずっと答えないからイライラしてもっと力を強めた。
「ハッ、やめ、てッ…!」
「なんで?」
分かってるくせに…
ちさ兄はいつも意地悪だ。
相手の言いたいことは分かってるのに、わざと言わせようとする。
今だってそう。
僕の言いたいことは分かってる。
けど苦しんでる僕が楽しくて仕方ないんだ…
意識がだんだんと薄れていく…
それに気づいたのかちさ兄はパッと手を離した。
苦しい。
涙が出る。
「ゲホッゲホッ」
「あーあ、つまんないの。
なんの暇つぶしにもならなかったかも。
時間の無駄だったな〜
じゃあ僕はもう行くね、お一人生活頑張って!」
きっとちさ兄は僕でストレス発散したんだろうな。
顔が少しスッキリしてるように見える。
息を整えるために少し休憩しよう。
僕はベッドで深い深い眠りについた。
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