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序章
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ワールドツアー中のいま僕達BTSはアメリカに来ている。
昼間は特に予定がない僕とジミニヒョンはアメリカの海を満喫していた。
祖国である韓国から飛び立ってもう何ヶ月立ったのだろうと思いながらアメリカの海を眺めていたら、同じ服装に同じ帽子にマスクをつけたジミニヒョンが楽しそうに言った。
「見てグガ!あれ!イルカじゃない?」
遠くに見える海を短くて可愛らしい指で指したジミニヒョン。
「あー…アレですか?本当ですね」
確かにジミニヒョンが指さす方向には何かが水面を跳ねている姿が見えた。
我ながら呑気だなぁ……なんて思いながら僕は微笑んだ。
僕がジミニヒョンと同じ格好をしているのも、今僕が周囲を警戒しているのも理由がある。
三日前にまたジミニヒョンへの殺害予告が届いたのだ。
本人曰く「今まで無事だったし、僕には信頼出来るメンバーとスタッフがいるから今回も大丈夫だよ」と穏やかに微笑んでいた。
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