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不思議な子2*ダーシュレイ目線*
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水晶につながっている台にカードが置かれている
カードができたようだ、さて…
「…っ⁉︎」
えっと、これは…
鑑定に異空間倉庫…普通レベル1では持ち得ないものだ
そもそもレベル1でスキルを持っていること自体ありえないのだけれど…
それに幸運の運命…もしかしたらこのスキルが影響しているのだろうか?
しかし幸運か…幸運は神が特に愛した者にあたえると聞いたことがある
もしかして彼、ヒスイ君はそうなのかもしれない
というかヒスイ君18歳なのか。もう少し若いと思ったけど成人してたのか
…神に愛された子か、これはまたすごい新人が来た者だ
「ふふっこれはまた面白いことになりそうですね」
それから私はギルドカードをヒスイ君にあげると自己紹介をすませる。ヒスイ君は礼儀正しい子だ
はじめましての子はあまり挨拶をしないから嬉しく思う
するとアーリーが名案とでも言うようにヒスイ君に装備服を作ると言いヒスイ君をひっぱっていく
あぁ、あれは逃げられないねと苦笑いしてしまう
精霊達も
「レンコ〜!レンコ〜!」
「イシアブナ〜イ!アブナ〜イ!」
と、はしゃいでいたりヒスイ君の進行方向の足元の石を転ばないようにどかしている
私がヒスイ君をあまり困らせないように言うとアーリーはひっぱっていない手でひらひらと手をふっている
まぁ、アーリーのことだし大丈夫でしょう
「これからよろしくお願いしますね、ヒスイ君」
ささやくような声でダーシュレイはヒスイが出ていった方を見て笑うのだった
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