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暗殺者日記 あとがき
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おつかれさまです。奏凍です。
暗殺者の彼と、外交官の彼。
きっと、互いに相思相愛だったはずです。だけど。それでも外交官は一瞬の感情に突き動かされ、暗殺者を殺しました。
その後に、彼は自分のことを好きだったのだと気づきます。そしてまた、自分も彼が好きだったのだと。
だからこそ、最後に彼はその日記を捨てました。
彼を殺してしまった自分を消すために。
でも、それで彼は報われるのでしょうか?
物にだけ思い出が詰まってる訳ではありません。
きっと彼は忘れない。彼を殺したのは自分だと言うことを。一生付きまとって、彼の枷になります。
そしてきっと、誰かに恋をする度自分を傷つけます。
好きだった人を一時の迷いで殺してしまった自分が誰かと恋に落ちるなんて、と。
今まで人を殺してきた自分が、幸せになっていいのだろうか、と彼が自分を責めたように。
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