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Episode 3
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「ホ別で10万、で良かったよね?」
「うん♡ありがとAさん」
手にした裸の紙幣10枚を握り、ベッドの上で体育座りをする。
「……あのね。ボク、家族が誰もいないんだ」
嘘で塗り固められた物語を、時折涙を交えて語ってやる。
同情は最大の弱みとなり、ボクは金を得られる。
「また、会ってくれる……?Aさん」
勿論だよ。
汗ばんだ手に握られ、しかし嬉しそうな笑顔を作った。
ボクは、ただ1人の為に生きている。
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