アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
覚悟
-
高支那は更に続ける。
「ここへ来たのはお前の意志だ。当然、覚悟して来たんだろう?」
タケルはビクリと瞳を揺らす。
確かに、ここへは自分の意志で着いて来たはずだった。
高支那に何度も弄ばれもしたが、なぜか最後の一線を越えることもなかった。今までは…
そして今、タケルは高支那を完全に拒むことができるかどうか自信がなかった。
つまりそれは――
「…んッ……んん…っ」
結論を出すまでもなく、高支那の乱暴な口づけがタケルを翻弄する。
こんな玄関先で、お互い傷ついた身体で唇を貪る姿は、まるで野生の獣だ。
タケルは高支那の唇から逃れようとするが、逃げても逃げても高支那は執拗に追ってくる。
その淫猥な音と、タケルの酸素を求めようとする喘ぎだけが響く中、高支那の血に染まった手がタケルの下半身へと這う。
「…ん…っ」
一瞬ビクッと身体を震わせたタケルに向かって、やっと唇を解放した高支那が囁く。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
57 / 220