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さっそく、そして
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そして次の日。
あのあと何事もなく解散し、今日から僕は園芸部の活動に移ります……!!
いつもより早めの電車に乗り、
目的の駅に到着するのを待っていました。
朝は朝で人が多いですね………
結構身動きが取れなくて辛いです。。。
なんとかラッシュを乗り越え、
温室まで向かいました。
ジョウロは温室に置いてあります。
ジョウロを手に持ち、温室を抜け中庭で水を汲んで、また温室に戻ってきました。
僕は花壇の前にしゃがみこみました。
僕「おはようございます、お花さん。」
お花さんへの挨拶も忘れてはいけません。
ニコニコしながらお花さんにお水をあげていると、しゃがんでいた僕の隣に、誰かが一緒にしゃがみ込んできました。
萩野「おはよう。春。」
僕「わっ……お、おはようございますっ」
朝から王子様のお顔を拝めるなんて……!
僕は少し気まずくなり、下を向きました。
その時に、僕の耳から髪の毛が少し落ちてきてしまいましたが、僕はそんなに気にしていませんでした。
ですが、隣にいる方からすごく見られている気がするのです……。
僕「あ…あの…な、なんでしょうか…」
萩野「んー?いや、春に園芸部が似合ってるなぁって思ってただけだよ。」
僕「あぅ…あ、ありがとうございます…」
あ、朝から何か空気が……っ
あ、甘く感じるのは僕だけでしょうかっ……
僕はまたいたたまれなくなり、また下を向きました。
すると、 スルっ と、隣の萩野先輩が、
落ちた僕の髪を僕の耳にかけ直してくださったのです。
その行為自体は別段おかしなことはありません。
ただ、その相手が悪かったのです。
僕は………耳が、
いつだかの電車の時のように、僕の体に軽く電流が流れたように、ビリビリっと何かが体を走りました。
僕「……ひっ……!」
ゴトっ
僕は思わず、持っていたジョウロを手から落とし、尻餅をつきながら、耳を手で隠しました。
・・・。
僕と萩野先輩の間に、気まずい空気が流れます。
萩野「あー、やっぱり。……ごめんね急に。」
僕「……っへ、あっ、だっ、大丈夫ですっ」
実際のところ全然大丈夫ではないのですが、咄嗟にそう言うしかありませんでした。
僕の心臓はどっくどっくと脈打っています。
僕「あの………や、やっぱりって……?」
僕は回らない頭で萩野先輩の言葉を拾いました。
萩野「あのさ、、、間違ってたら悪いんだけど、春って……………耳弱い……?」
僕はひゅっと一瞬息の吸い方を忘れてしまいました。
どっ、どうしようっっどうしよう。
僕が一番秘密にしていることがバレてしまった。
どうしようどうしよう。気持ち悪がられちゃう。男なのに耳が弱いって、ダサいって。
僕「ふっ………ふぇっ……」
僕はパニックになってしまい、涙をこらえようと必死になりました。
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