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交流会
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月日が流れるのは早いもので…
あの濃厚な朝以来、萩野先輩が何かしてくるということは特になく、放課後も朝も穏やかに活動することができました。
萩野先輩がおかしかったのは僕の勘違いでしょうか…?
ともあれ、今日は交流会当日です!
午前中は全て30分授業なり、11時台にお昼を食べるという特殊な時間割でした。
そして午後の時間を全て使って交流会を開くそうです。
僕は今透くんとお昼を食べています。
高橋「なあ星野。どのくらいの時間に行く?座席結構あるみたいだし、後ろの方取るには結構早めの方がいいみたいだよ」
僕「うーーーん…僕は前の方じゃなければどこでもいいんだけどなぁ。」
高橋「俺もそうだわー。真ん中のちょい後ろくらいでいっか。」
僕「うん!じゃあそれに合わせて移動しようね!」
上映時間に間に合えば好きな時に行っていいそうです。飲食の持ち込みも自由なので、本当に映画館に来たみたいです…!!
僕「あ、あのね…、僕ね…楽しみで、いっぱいお菓子持ってきたの……!」
僕はそう言って、机の上にレジ袋からたくさんのお菓子を広げました。
高橋「………ブッハ!!何この量!星野まじか!星野がお菓子好きなのは読めねーわぁww」
僕「えっ…へ、変かな…?」
高橋「いんや。いいと思うぜ、ギャップ萌えってやつだわ。うん。」
僕「…ぎ、ぎゃっぷもえ…?」
高橋「おうおう、ほら、ちょっとお菓子抱え込んでみ。」
高橋くんはそう言って、机の上のお菓子をガーッと持ち上げ、僕に押し付けてきました。
僕はそれをあわてて受け取りました。
僕「わっ……、こ、こう…?」
僕はたくさんのお菓子を抱え、首を傾げました。
高橋「………ブッ……!こ、これは!これは萌えるわ!うん、やばい。俺は新たな道を開こうとしているかもしれない……。(腐的な意味で」
透くんは顔を抑え、ブツブツと震えながら呟いています……。ちょっと怖いです。
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お菓子をレジ袋に戻し、途中の自動販売機で飲み物を買って僕と透くんはスクリーン場に向かいました。
近づくにつれて、その施設の大きさがよくわかります。
ちらほらと向かっている人もいるので、やっぱり後ろの方は人気なのでしょう。
施設に入ると、廊下があって、2箇所の入り口がありました。
ここにはトイレも設置されているので、完全に映画館にしか思えません………
片方から入ると、後ろの方はもうほとんど人で埋まっていました。
僕はその座席の多さと広さに若干引いてしまいました。
こんなに大きいの…………?
高橋「うっへぇ。でけーな。」
僕「う、うん……おっきぃ……。」
高橋「………ブッ……!いや、ごめん。なんかごめん。ほんとごめん。……………………あーあ。俺も新たな扉、開けちったな……………。」
僕「………?」
透くんはお昼の時と同様にブツブツと呟いていました。
透くんの様子が最近おかしいです。
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