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落ち着き
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少し落ち着いた僕たちは、そのまま温室のベンチに座っていました。
萩野「……それで、女の先輩ってなんのこと…?」
僕「……ぼく、見たんです…、お昼休みに先輩が女の先輩と2人でお弁当食べてるの…、、僕、そういう事するのは、恋人か好きな人だと思ってて……………ふ……っ」
なんだかそれを思い出だすとまた悲しくなってきてしまいました。
萩野先輩の恋人になったことがどうにも実感がなくて、僕は自信が持てないのです…。
萩野「………ねぇ、待って。それ……………………はぁ……………」
僕の話を聞いていた萩野先輩が急に溜息を吐き、げんなりとした様子を見せました。
僕「………?」
萩野「………いい?春。そいつは俺の彼女でもないし好きな人でもない。…………ただのストーカーだから。」
僕「………え?す、ストーカー……?」
萩野「そう。……俺に近づく奴は男でも女でも関係なしに裏でいじめてるって……………………もしかして春、もうあいつに何かされたんじゃないよね………?」
僕「……わ、だ、大丈夫です…っ!まだ何もされてません…!」
萩野「まだってことは………会ったことあるの…?」
僕「あ…………い、一度だけ………」
萩野「……………はぁ……、大丈夫だった…?ごめんね、俺が野放しにしてるせいで…………今まではただ面倒だと思ってたけど、これからは春に迷惑かけちゃう………………ちゃんと処理しておくから」
萩野先輩はそうニッコリ笑いました。
………………処理………
萩野「だから春も、もしなにかされたらちゃんと言って…」
僕「は、はい」
僕は少し気圧されながら頷きました。
僕「…………でも、そのおかげなんです……そのおかげで萩野先輩のことをす、好きなのを自覚できたんです……………///」
萩野「……………え」
僕「あの光景を見たとき、胸がぎゅーって苦しくなってチクチクして……………それで、広瀬先輩に相談したら…………えへへ////」
萩野「待って、……………」
僕は少しはにかみながら萩野先輩を見上げました。
すると、そこには少し顔を赤くした萩野先輩がいました。
僕はそんな姿にまた胸がキューっとなりました。
萩野「……………はぁ、こう思うと春って結構わかりやすいよね………」
僕「………え?何がですか…………?」
赤かったのが嘘見たいにけろっとした萩野先輩がため息をついて僕の方を向きながら言いました。
萩野「俺と話してたら、目がトロンってなって、うるうるしだして……………ほんとかわい……」
僕はその言葉にボボボッと耳まで赤くしました。
僕「……う、…え……っ、そ、そんな……っ///」
なぜか言い当てられた気がして、少し動揺してしまいました。
僕のそんな様子もさらに図星なのだと教えてしまいます。
すると、僕の真っ赤になった耳を萩野先輩が手を伸ばしてきて、さわさわと弄り始めました。
僕「………わ…、はぅ………ん、」
僕は急な刺激に肩をビクッとさせながら耐えました。
萩野「………………うーん、この耳も困ったものだねぇ………」
僕「………ひ、ご、ごめんなさい……ふ…」
僕はこの耳がネックなのだと言われているのだと思い、ギュッと手を握りしめました。
ですが、萩野先輩はもう片方の手でそんな僕の握りしめられた手を優しく解きながら
萩野「違うよ……、可愛すぎて、俺がどうにかなっちゃいそうって話……」
と言いました。
僕「……………っ!!!////」
…………あ、あまい…………甘い…………!!!!
気持ちを伝えてから萩野先輩がどんどん甘くなっていて僕の心臓が持ちそうにありません……!
僕「………あぅ……///な、なんか先輩………甘いです…………っ」
萩野「…ごめん……嫌だ……?もう春が俺の恋人になったって思ったら、もう我慢できなくて……」
僕「ちが………、嫌とかじゃなくて……、ぼ、僕の心臓が持ちそうにありません……っ///」
僕がそう言うと、萩野先輩は嬉しそうに綺麗に笑いました。
僕はそんな姿にまたまた胸がキューっとなってしまい、萩野先輩に指摘される、と言う流れが何回かありました………、、、
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