アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
結果
-
あの後僕たちは一緒に電車に乗って帰りました。
温室ではしばらくイチャイチャが続き、皆様にお見せできる代物ではごさいません…………///
僕は家に帰ってから携帯を開きました。
というのも、別れ際萩野先輩から「夏休み遊ぼうね、帰ってから詳しいことは連絡するから」と言って別れたのです。
ですから僕は先輩からの連絡を忠犬のようにベットの上に座って待ちました。
しばらくするとピロンと携帯が音を鳴らしました。
『ただいま帰りました。夏休みの話だけど、いつ空いてるかな?』
…………わ…っ、きた…!
僕はむふふとしながら早速返信をし始めました。
『おかえりなさいです。いつでも空いてます』
…………うふふふ、楽しみだなぁ……
僕は返信をし、ゴロゴロとベットの上を転がりました。
『わかった、じゃあ近所の花火大会行こうよ』
返ってきた返信を見て、僕はしばらく固まりました。
……………花火大会…………
僕の近所で毎年行われる花火大会。萩野先輩のお家と僕のお家はさほど遠くはないので、萩野先輩も花火大会のことを知っているのでしょう。
問題はそこではないのです…………僕は生まれてすぐの頃から、花火大会には一度も行きませんでした…………。
というのも、この耳を持って生まれてから、あのドンという音を幼少期の頃まじかで聞いてしまってから、幼いながらにどうにかなってしまうのだろうと恐怖心を覚えたからです。
家族には僕は花火が怖いと思われていると思います。
ですがこんな理由でせっかくの萩野先輩とのデートを無下にすることはできません……!
あの幼い頃と比べだいぶ身長も伸びましたし、あの頃響いていた音も今となってはそうでもないかもしれません。
僕はなんとか気を奮わせ、また返信をしました。
『ぜひ行きたいです。』
…………ふぅ、まあなんとかなるかな……
『よかった、じゃあ詳しい時間はまた後日に』
『はい、おやすみなさい』
『おやすみなさい』
こうして、萩野先輩との夏休みデート1回目の予定が決まりました。
不安はありますが、とにかく楽しみです…!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
55 / 107