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自己紹介
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「よし、次はみんなだ。出席番号1番から順に自分の名前と簡単なプロフィールを言ってくれ。特にいうことがなければ名前だけでもいい。」
名前だけでもいいのか。それは好都合だ。
「よし。1番、相田から。」
そして相田と呼ばれた男は自己紹介を始め
た。
しかし、僕はそんなのどうでもよかった。
クラスメイトのプロフィールなど。
知りたくもない。
でも。
何故か真の自己紹介だけは聞いていた。
否、自然に耳に入っていた。
「一ノ瀬真です。中学の頃はバスケやってました。高校でも続けたいと思ってます。1年間よろしくお願いします。」
バスケやってたのか、ならその身長はかなり役に立っただろう。
羨ましい。
そのあとは聞き流していた。
そして僕の番。
「櫻井遥です。名前も女っぽいし、女顔っていわれますが男です。1年間よろしくお願いします。」
僕としてはよろしくなんてする気はないが。
言うだけ言っておく。
やっぱりそのあとの自己紹介も耳になんか入らずずっとぼーっとしていた。
1時間でどっと疲れたな。
そのあとは2時間目の委員会、係決めをし
僕は学習委員会になりクラスの中では英語の教科係になった。
正直いってなんでもいいが、適当に英語に手を挙げたら希望する人が多くてびっくりした。
よくよく考えたら先生がこれだもんな。
手を挙げたことを後悔したが、男女1名ずつだったため、
自分が手を下げたところであまり変わらないからそのままにした。
男子で手を上げたのは僕と真。
でも真が譲ってくれたから僕が英語係。
別になんでもよかったから譲らなくてもよかったのに。
でも真はいいよといって他の所に手を挙げてしまった。
なんだかな。
まあ、もう。どうでもいい。
その時、僕は帰ったあとのことで頭がいっぱいだったから
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