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部活
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「お願いします!」
そういって体育館に入る。
うちのバレー部はかなり強い。
そのため練習もかなり長いし休日の体育館のローテーションも結構割り当ててもらっている。
練習が辛いと思う人や大変だと思う人もいるかもしれないが、毎日部活に行かせんとする叔母さん夫婦のあれこれに耐えてきたんだ。
そのおかげでかなり体力がついた
その点は良かったのかもしれない。
とにかく僕としては練習がたくさんできることはいい事でしかない。
本当に楽しい。
そんなことを思っていると
「おーい!遥!ちょっと手伝ってくれ!」
3年生でキャプテンの鈴木蓮先輩だ。
頼れる先輩って感じの人。
「はい!今行きます!」
そう言って駆け寄る。
「わりぃな、ちょっとクランク取ってきてくれねえか?」
「はい!わかりました!あ、部室ですか?」
「ああ、部室にあるから持ってきてくれ」
「はい!」
部室か....あそこの棚にあるかな?
「お、遥じゃねえか」
この人は2年生の結城要先輩。
距離感が近い上ボディタッチが多くて少し苦手だ。
しかもすごく身長が高いから怖い、
「は、はい、」
「どうした?なんか探してんのか?」
「あ、クランク....を探してます」
「クランクはあそこの棚にあるぞ。ほい、持ってけ」
そう言い、クランクをとってくれた。
「あ、ありがとうございます」
「おう!いいってことよ!」
そういい背中をバンッと叩いてきた。
ビクッ
「じ、じゃあ失礼します」
こういうことをしなければいい人なんだけどなあ、
要先輩からクランクを受け取り蓮先輩のところへ駆けていく。
「蓮先輩!ありました!」
「お、わりぃな、助かったよ」
そういいクランクを受け取った。
「遥はボールの数を数えといてくれ」
「了解です!」
こんな感じでネットをたてる。
準備が終わりみんなで並ぶ。
男子バレー部はかなり人数がいるから1年生の僕は結構あとの方だ。
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