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真の家
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「ホテルにずっとじゃお金がもったいない。うちにおいでよ。」
「え?真の家って....ご家族がいるんじゃ....」
「ううん、僕は一人暮らしだよ。元々住んでた家が遠かったから学校の近くに引っ越してきたんだ。だから大丈夫。いるのは僕だけだし、うちに泊まりにおいで。」
「....いいの?迷惑じゃない....?」
「大丈夫だよ。迷惑でもない。」
「うん、じゃあお言葉に甘える。
ホテルよりも安全かもしれない。叔母さんたちには仲がいい人がいることは言ってないし、中学の時はいじめられてて友達以前の問題だったのを知ってるからバレないかもしれない。」
「そうだね、多分ホテルより安全。でも1人で出歩かない方がいい。あと学校に尋ねてくる可能性もあるから学校に詳細は伝えた方がいいかな?」
「いや、言わない。面倒なことになりそうだし。だからなるべく早めに真のお父さんに会わせて欲しい。会えるまでの間は学校には行かない。」
「うん。わかった。父さんにきいてみる。学校に行かないのはいい判断かもね。何されるか分からないし。よし!とりあえずうちに行こうか。」
「うん。わかった。詳しい話しは真のお家に着いてからするね。」
「了解。じゃあいこうか。」
そう言い立ち上がった真について行く。
会計をし店の外に出る。そして歩き出す。
「真の家ってどの辺?」
「ここから歩いて15分くらいかな?結構近いよ。」
ここから15分ってことは学校からは30分かからないくらいか....
「へぇ....近いね、羨ましい....」
「ハルは家遠いの?」
「うん、電車乗り継いで40分ぐらいかな?」
「電車と歩きじゃ訳が違うもんね。大変そうだね、」
「うん。でも事が片付いたらもっと近くに引っ越そうかな、」
「....いいんじゃない?そのほうが楽だよ。」
「うん。」
雑談をしつつ歩き丁度15分ほどたったころ。
「あ、着いたよ。このマンション」
そう言って真が指さしたマンションはすごく大きくて高そうだった。
「こ、ここ....?なんか....高そう....」
そんな会話をしつつマンションの中に入る。
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