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知らなくてよかった....?
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「そうなんだ....無知でごめんね....」
なんか恥ずかしいかも....
「いや、全然大丈夫だよ。それになんか知らなかった方が嬉しかったかも。」
「え、なんで?」
「実はね、父さんは社長をやってるんだ。一ノ瀬財閥って聞いたことない?母さんはその秘書。だから、お金も目的で近づいてくる輩とか利用しようとしてくる輩がたくさんいたんだ。だから今回ハルが声をかけてきたのはそれもあったのかなーなんて思ったりしてたんだけど、そんなことなかったんだね。」
「え、社長....さん....?僕、そんな偉い人に頼み事しようとしてんの....?大丈夫かな....」
なんで知らなかったんだ。よく考えたら一ノ瀬財閥って聞いたことある。
「大丈夫だと思うよ。僕の父さんだしね。それにハルだったらむしろ気に入られると思う。」
「そう....?だといいんだけど....」
今から緊張してきた。
「大丈夫だよ。そんな緊張しなくたって。多分会ったら緊張なんか解けるとおもうよ?見た目はただのおじさんだから。」
本当かな....?
明日は頑張らないと....
「そっか、明日頑張るね....?
ごちそうさまでした。」
僕は食べ終わったからごちそうさまを言って立ち上がった。
すると、真もそれに続いてごちそうさまを言って僕に、
「あ、洗い物は僕がするから先にリビングに言ってて」
といった。
「え、いやそんな!家事全般が僕の仕事だし!僕がやらなきゃ!」
「いいよ、作るのはハルがやったんだし、そもそも本当は明日からのはずだったんだから、今日はいいの。さあ、リビングに行ってて。」
と、やや強引に僕からお皿を奪って流し台のところまで行ってしまった。
「もう....明日からは僕がやるからね!」
「はいはい。ほらリビング行っといで。」
まるで子供に言い聞かせるみたいに言ってくるもんだからつい
「そんなこと言われなくたって分かってるもんね!」
といい、そのままリビングに来てしまった。
「あ....思わず来ちゃったよ....」
後ろで見てようかななんて思ってたのに。
のせられてしまった....
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