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僕の考え
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「とりあえず、僕たちだけでも実行できることを説明するね。細かいことは真のお父さん次第だから。」
もし断られてしまったら僕だけで弁護士を雇ったりしないといけない。
どちらにせよ警察にいけばことは進む気がする。
なにせこの体だ。虐待されていることは明らかだろう。
「多分断るなんてことないと思うよ。少なくとも僕はそう思う。」
「そうかな.....?でも真のお父さん忙しい人なんでしょ?僕なんかに構ってる時間ないかもよ....?」
「んー、そんなに薄情な人じゃないと思うけどな。それにハルはなんか父さんに気に入られそうな雰囲気なんだよね。だから大丈夫だよ。」
「そう....?まあ、そうなることを祈るよ。」
緊張するなぁ....
「で、どうするの?とりあえずしばらくはうちにいるとして、最初はどうする?」
「えっとね、明日真のお父さんに話を通して、そのあとは警察に行こうかなって。児童相談所と迷ったんだけど、保護して欲しいわけじゃないし、相談をしたい訳でもないから、警察に直接行こうかなって。なんか今って虐待とかで逮捕される場合もあるんでしょ?この感じだとそうなりそうだし、でも2人が逮捕された場合って僕はどうなるんだろう。他に親族はいないんだよね。」
「んー、詳しいことは僕もわからないな....とりあえず、警察にいくのはいいとして、逮捕された場合はやっぱり保護されることになるんじゃないかな....?それかもう叔母さんたちのもとから離れるとか....?誰かしら後見人をたててそのまま一人暮らしとかも出来るんじゃないかな....?....養子縁組とか....になるのかなその場合って。どうなんだろう。」
あ....そういうパターンもあるのか....
「そっか....そういうのもありか....でもそれこそ真のお父さん次第じゃない....?」
「そうだね。でも、頼むだけ頼んでみようか。無理なら無理でどうにかしよう。どちらにせよこんな酷い虐待をしている叔母さんたちのところにハルがずっと居させられるってことはないだろうから、方法はあるよ。」
「うん....でも叔母さんたちが逮捕されるかどうかはまだわからないし、されたとして真のお父さんが養子縁組を組めるかどうか....」
「んー、わかんないけどさ、叔母さんたちはあくまでハルの両親が亡くなったから後見人になったのであって実親なわけじゃないからどうにかできるんじゃない?僕も詳しいわけじゃないからなんとも言えないけど....」
「どうだろう....でもさ、もしそのまま警察に行っちゃったら手続きが面倒かもしれないね。もし真のお父さんが養子縁組を組んでもいいって言ってくれたら警察に行く前に後見人を変えたいって相談した方がいいのかもしれない。」
「あ、たしかに。その方がいいかもね。」
「でも養子縁組を組めないって言われたら普通に警察に行って相談しよう。そうすればとりあえず叔母さんたちと離れて暮らすことができる。」
どちらにせよ真といられる。
「うん。そうだね。とりあえずは父さん次第ってことだ。明日で全てが決まる。父さんが良い答えを出してくれるといいけど。」
「うん。でも真のお父さんに頼りすぎるのもあれだよね....」
すごい迷惑だよな....
申し訳ない....
「その点はまだ子供なんだから大人に甘えていいんじゃない?ハルは今まで散々な思いしてきたんだからこのくらいいいと思うよ。僕の父さんだしね。」
「そっか....真にも真のお父さんにも感謝しないと....
ありがとう。真。」
「ん、どういたしまして!むしろ僕にはもっと頼って欲しいくらいだからさ!どんどん頼って!」
「そ、そんなに....?ありがとね....?」
僕は幸運だな。
こんなに色々考えてくれて、協力してくれる人がいて。
本当に真に感謝だ。
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