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家の中
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「んー、結構高かったのかな、母さんが最近は怖い事件とか多いしセキュリティがしっかりしてるところがいいって言ってここに決まったんだ。」
「セキュリティがしっかりしてるところって言ってこんなに高そうなマンションに決めるあたりやっぱりすごいね....真のご両親....」
「うん、そうだよね、僕もこんな高そうなとこに決まるとは思ってなかったよ。いくらなんでもやりすぎだよね」
「まあでも....真顔整ってるし変なストーカーとかに襲われてもおかしくない....?かも....?それが心配だったのかもよ....?」
「んー、確かにここ数日でクラスの女子にあとつけられたりとか変なおじさんに踏んでって頼まれたりはしたけど....」
おじさん...ただのヤバいやつだ....
「確実にご両親の選択は正解だ。」
「そこまで言う....?」
「正解。だってまだ1ヶ月経ってないんでしょ?それでそんなに色々されてたらこれからが心配....」
「んー、大丈夫だと思うけどね....?」
「そうであることを願うよ....」
「あ、ここ。この部屋だよ。210号室。」
「すごい。ドアとドアの間隔が広かったし、お部屋は広そうだね....?」
「うん。広い。2部屋ぐらい空いてる。」
「そんなに....?すごいね....」
「うん。だからハルがうちにいる間はそのうちのどこかの部屋を貸すからそこで寝てね。」
「了解!楽しみだなぁ....」
そんな会話をしつつ部屋の中に入る。
玄関から真っ直ぐ行った所のドアをあけると
「わぁ....!すごい....オシャレだ....」
思わずそんな声がでた。
そこには黒や紺といった落ち着いた色でまとめられているものの暗くなりすぎず適度に小物が置かれたとてもオシャレな部屋だった。
はっきりいって僕の好みだ。
「そうかな....?かなりシンプルにまとめたんだけど....」
「引っ越したばかりって聞いてたからてっきりダンボールがまだ出てるのかもって....なのに入ったらこんなオシャレなんだもん....真はインテリアコーディネートのセンスもあるの....?」
「んー、よくわからないかな。でも、本当に自分の好みだけで選んだものだから褒められるとうれしいね。」
「....!真の好み....?」
「うん?そうだよ?」
「同じ....だ....」
「好みが?」
「うん。好みが。なんか、嬉しいな」
好みが同じ。
それだけでなんとなく嬉しくて。
思わず顔がほころんだ
「....っ!もう....なんでそんな可愛い顔するかな....」
「!?かわいい!?なに!突然!?え、あ、え、かわいいって....」
真が突然そんなことを言うから語彙力が悲しいことになってしまった。
「その反応も可愛い。」
「え、あう....ん....どういう反応していいかわかんないよ....」
きっと僕の顔は真っ赤だろう。
「ホントさ顔真っ赤にしちゃって。なんでそんな可愛いかな....」
「んなっ!そんなの!真がかわいいかわいい言うからじゃん....」
「うん。ごめんね。でも可愛い」
「うぅ....分かったってば!はい!この話終わり!!」
「はいはい、わかったよ。じゃあとりあえず家の中案内するよ。」
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