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昼食
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ゆっくりしていると、真が、
「そろそろお昼時だよ。お昼ごはんの時間にしようか。」
と言った。
「うん。そうだね。僕何か作るよ。お肉料理がいいんだっけ....?何がいいかな....」
「うーん。肉の気分ってだけで、特に何が食べたいとかはないんだけど....」
「じゃあ、おまかせってことでいい?」
「うん。おねがいします。」
「はーい。じゃあ何か作ってくるから待っててね。」
そういって、リビングから離れる。
キッチンに行き、冷蔵庫を開ける。
何を作ろうか。
お肉料理....
あ、生姜焼きとかにしようかな。
冷凍庫を見てみるとちょうど生姜焼き用の薄切り肉が置いてあった。
よし。作ろう。
そう思い肉を取り出して解凍する。
その間付け合せの野菜を切る。
昨日も思ったが、こんなに材料が豊富な状態でご飯を作るのは久しぶりだからかなり楽しい。
そしてそのあと肉の調理や付け合せのサラダを作り、皿に盛る。
出来上がったものをダイニングのテーブルに持っていき、テーブルセッティングを済ませる。
そして真を呼びに行く。
「真、できたよ。」
「ん、思ったより早かったね。ありがとう。今行く。」
そしてまたダイニングに戻り、お茶をいれる。
「はい。お茶。」
「ありがとう。
わ....すごい美味しそう。」
「どうぞ。召し上がれ。」
「うん。いただきます。」
僕も席につき、いただきますといって食べ始める。
ん....我ながらいい出来だ。
美味しい。
「ハル。すごい美味しいよ、」
真にそう言われ嬉しくなる。
「そっか。ならよかった。」
そのあと黙々と食べ続け、綺麗に完食した。
「ご馳走様でした。」
「ご馳走様でした。
真、片付けやるからお皿頂戴。」
「片付けぐらい僕がやるよ?」
「ん、いいよ。それが僕の仕事だし。貸して。真はゆっくりしてていいから。」
「うん。わかった。ありがとう。」
僕はお皿をもってキッチンに向かい、後片付けをしてからリビングに行く。
すると、真は携帯を見ていた。
「真、終わったよ。」
「ん、あぁ、ありがとう。
さっき父さんから予定の時間よりも早く着きそうだと連絡があったんだけど、大丈夫....?」
「うん。特に用意するものもない....し
あ....菓子折りとかあった方が良かったよね....やばい....」
失礼だよな....こちらから頼んでおいて....
「大丈夫だよ。別に。行く暇もなかったし、ハルを外に出す方が危険だから。その辺は父さんも理解してるさ。」
「そっか....でもな....もうちょっと気が回せたらよかったんだけど....」
「時間もなかったんだし仕方ない。気にしない気にしない!」
「うん....」
ちょっと気がかりだけど、もう遅いし。
しょうがない。
「何時くらいになりそうなの?」
「んー、そこまでは分からないみたいなんだけど、ちょっと早く着くかもって。」
「そっか。了解。まあ、ゆっくり待ってればいいよね....」
「うん。のんびりしていよう。」
ちょっとドキドキする。
しっかりお願いしないと。
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