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機械
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家に着き、食材やらなんやらを片付ける。
服を入れる時、クローゼットにあった布団がなくなっていた。
真が片付けてくれたんだなぁ....
ちゃっちゃと洋服を片付けてからリビングに行く。
真は携帯を触っていて、僕が来ていることに気付くと、
「終わった?こっちおいで。」
そう言って微笑んだ。
わぁ....イケメン。
「ん、いく。」
ぱたぱたと駆け寄る。
真のそばに行くと、頭をぽんぽんと撫でられる。
それ好きだな。
「準備とか終わったんでしょ?携帯の設定とか色々しちゃおう。」
「うん、よろしくお願いします....」
「了解。」
そう言われて、真の隣に座る。
「っあ....いったぁ....」
やべ、思わず声に出しちゃった。
こんなん真気にするに決まってる。
「なんか柔らかいクッションみたいなの持ってくるから。ちょっと待ってて。そこまで気が回らなくてごめんね。そりゃ痛いわ。」
ほらぁ....やっぱり僕より気にしてる。
ごめんね....
「余計なこと考えなくていいからね。僕には気を遣わなくていい。」
「うん....」
そして真がクッションを持って戻ってきて、それをソファーの上に敷き、座る。
ん....ほぼ痛くない....
「大丈夫そ?」
「うん。大丈夫、ありがとう。」
「ならよかったけど。本当に無理しないで。ハルが無理することが僕が一番嫌なことだから。覚えといて。」
「わ、わかった....」
「よし。とりあえず基本設定してから色々アプリ入れたりしようか。」
真に言われるがまま、基本設定をして便利なアプリとやらを入れていく。
基本的な使い方等を教えてもらって、自分でも使ってみる。
無料トークアプリで文字を打つ練習をする。最初は難しくてなかなかはやく打てなかったが、数を重ねるうちにちゃんとできるようになってきた。
「やっぱりハルは覚えるのが早い。この感じなら全然平気そうだね。」
「うん。思ってたより簡単だった。
これ使えば暇つぶしとかも簡単だね。」
「うちはWiFiがあるから、色々出来ると思うよ。わかんないことがあったらどんどん聞いてね。」
「ありがとう。色々教えてもらうね。」
「うん。あ、あともう一個渡したい物があるんだけど、」
そういって取り出したのは青い....カード....?
「なにそれ....」
「んー、まぁ、プリペイドカードってやつだね。これ、ハルにあげる。
ゲームとかの課金に使うなりなんなりして。そんなに高額ではないけど。」
そう言われ渡されたカードには5000の文字。
高額じゃないってなんだっけ。
「そんな....申し訳ないよ....」
「いいの。携帯初めて買った記念的な感じだから。使って。お願い。
使い道がないなら取っておくのでもいいから。絶対に使うことになるはずだからさ。」
「う、うん....でも、本当にいいの....?」
「いいの。冗談でこんなことするほど馬鹿じゃないよ。使い道はハル次第だから好きに使って。」
「わ、わかった....ありがとう....」
5000円....とりあえず取っておいて、何かに必要になったら使おう。
でもやっぱり、ちょっと申し訳ないなぁ....
真がくれたものだから、大切に使おう。
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