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顔面偏差値高め
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「2人ともなんかお似合いだね。どっちも顔がいいから見てて気分いいわ。」
突然蒼がそんなことをいう。
「ん....そんなことないよ....?
真がかっこいいのは認めるけど....」
「いや、ハルも顔綺麗でしょうが。」
えぇ....綺麗なの....?
「そんなことない」
「いやあるからね、なんだかんだ言った女受けする顔なのは真だけど。」
それは否定しないけど、僕は顔綺麗ではない。
「ハルはイケメンではないよ、だってかわいいもん。」
それに至っては理解不能だ。
「今日何回かわいいって言われればいいの....?かわいくないって言ってるでしょ!」
「んじゃなんていえばいいの?かわいい以外にハルを形容する言葉が見つからないんだけど。」
え、そんなこと言われても困る。
「わ、わかんない....」
「でしょ?だから認めてね?」
「かわいくないもん....」
そう言って俯くとごめんごめんと頭をぽんぽんされる。
くっ....これ好きなのバレてるのかな....?
「ごめんね?」
「ん....」
「そうやって許しちゃうあたり遥はほんとに真が好きだな。」
蒼が突然そんなことを言ってくるからびっくりした。
「ひ、否定はしない....」
「ん、ごちそーさま。」
なにそれ....
「っ、て、ていうか蒼もめっちゃモテるじゃん!」
そういえば!僕そのせいで中学の時レイプされたんだからね!()
「あー、まぁ、ね。端的に見て自分の容姿が異性を惹きつけることは理解してるけど、興味無い。」
蒼は淡々とそう言った。
「もうそうやって言われると嫌味に聞こえないな。」
苦笑いをしながら真がそう言う。
ていうかさぁ....
「この空間僕以外イケメンでは....?」
「顔面偏差値高い人の集まりじゃない?遥もイケメンではないけど顔は綺麗だし。」
まだ言うか....
「まぁまぁ、そう怒んないで?」
特に何も言ってないのに何かを察したのか真が僕の頭を撫でてきた。
....僕も撫でられるの好きだけど絶対真も撫でるの好きだな....これは....
「ん?どうしたの?」
そんなことを思いながら真を見つめていると不思議そうにどうしたのか尋ねられた。
「ん、なんでもない」
「そっか。」
「本当2人リア充過ぎ。俺の居場所ないんだけど。」
「ハルの親友枠でしょ?」
そうそう。僕の親友枠だよ?
「ま、そうなんだけどね。遥が幸せそうなのは見てて楽しいしよかったなって思うけど、遥を取られたみたいで複雑。」
「元から蒼のものでは無いよ?僕。」
「そうなんだけどさ、なんか、こう、あるじゃん?」
わかるけど....
「残念ながらハルは頂いたからね。もう誰にもあげない。」
真がいたずらに笑いながらそう言う。
「僕はものじゃない....」
そんなこといいながら
でも、真のものっていうのが嬉しい。
なんか....優越感....っていうのかな....
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