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痕
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その後は、時間までいちゃいちゃしていて、学校に行った。
普通に部活があって、腰が痛かったから大丈夫かな、なんて思っていたが、真が優しかったのが大きくて別にプレー中に腰に意識が行くことはなかった。
朝練が終わり、片付けをしていると、
「遥、お前なんか昨日と雰囲気違くねえか?」
要先輩にそう言われた。
まぁ....一線は超えたし多少変わっているとは思っていたがそこまで親しくない先輩に気付かれるほど変わっただろうか。
「そ、そうですか?特に何も無いですよ?」
「そうか。ならいいんだ。少し気になってな。」
「はい、でもなんともないですから。」
「ああ、変な事聞いてごめんな」
そういって要先輩はいってしまった。
んー....謎だな。
その後片付けも終え、教室に行く。
普通に授業を受けて昼休みになった。
「遥。お昼。」
「ん、今日は真も一緒だけどいい?」
「もちろん。」
そう言われて、真と蒼の3人でお昼を食べる。場所はいつも通り外だ。
「ねえ、遥」
「ん?」
「あのさ....首元.....」
首元....?
「それがどうしたの?」
「鏡見といでよ。」
「えぇ....?なんで....?」
「いいから、行ってきな。」
「う、うん....」
そう言われてよく分からないまま1番近くにあったトイレに入る。
鏡で蒼に言われたところをみると、顔が熱くなった。
痕....ついてる....
いわゆるキスマークってやつ....?
赤い点が2つ3つ散っている。
昨日は余裕がなくて気が付かなかった....というか朝も鏡の前にたったのになぜ気が付かなかったんだろう。
うわ....恥ずかし....
痕をつけられたこと自体はとても嬉しい。でも、これを見えるようにして歩いていたと思うと....
うわぁ....どうしよう....
見せびらかしてるように見えたかな....
それに朝要先輩が声をかけてきたのもこれのせいかもしれない....
変な誤解されてないといいけど....
あー....恥ずかしい....
これ戻りづらいし....戻ってなんて言えばいいの....?
しかも痕ついてるってことは多分蒼には昨日何があったのかバレてるだろうし....
相談して落ち着いたと思ってすぐこれだもんな....呆れられてるかも....
あーもう....!なんで朝気づかなかったんだよ....真も言ってくれればいいのに....!
こんなことが頭の中を一斉に駆け巡った。
でも。
やはり1番大きい気持ちは「嬉しさ」で。
顔赤いしにやけちゃうし....
もう少し落ち着いてから戻ろう....
あとで絆創膏も貼らないと....うぅ....
これを見た人に何か言われたらなんて言おうか....
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