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信頼 遥side
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あーもう....!
そろそろ戻らないと....
でもなんか恥ずかしいし....うぅ....
そんなことを考え数分。
その場に立ち尽くしていたが、よく考えればご飯の時間がなくなるだけだ。
「もどろう....」
複雑な気持ちのままとぼとぼと歩き、元いた場所へ戻る。
すると、蒼と真は普通にお弁当を食べていて、さらになんとも言えない気持ちになった。
「おかえり。遥。」
「うん....ただいま....」
少し気まずくて静かにしていると、突然真に頭を撫でられた。
「....?」
「ごめんね、首の。でもさ、僕のだっていう印、つけたかったんだ。」
すこし苦笑いして真がそういう。
真のっていう印....
わ....なんか....嬉しい....
「....大丈夫。痕つけられたのが嫌なんじゃなくて....ちょっと恥ずかしいなって....痕をつけられたことに関してはその....う、嬉しかった....から....」
「そっか、これからはちゃんと伝える。ごめんね?」
「ん....そうして....」
そういうと真が僕の額にキスを落とす。
「....!?しん....っあ....ふっ....」
そのまま真の唇は僕の唇のところまでおりてきて、そのままキスされる。
蒼みてるのに....!
「ふっ....んっ....ぁ....」
やっと唇が離れた、そう思って抗議しようとしたら抱きしめられた。
「....?どうしたの....?」
「ごめんね、ハルが思いの外色気振りまいてるからさ。思わず。」
色気振りまいてるって....なにそれ....そんなことしてないんだけど....
「色気なんか振りまいてない....」
「ハルはそのつもりでもさ、変に勘違いするやつもいるだろうし。ごめんね。僕がしたいだけ。」
「そ、そっか....」
真に抱きしめられるのは大好きだ。
真の体温と柔軟剤の優しい匂いが僕を安心させてくれる。
それに、真は大きいから包み込まれてるような感じがして幸せ。
しばらく抱き合っていると、蒼が咳払いをした。
....蒼いるの忘れてた....
慌てて離れると、
「もう....ほんとにさ....それ俺以外の前でやらないでよ?イチャイチャしすぎ。」
「ご、ごめん....」
「ま、とりあえずいいや。俺の前ではね。緊急時以外教室とかでやんないでよ」
緊急時....?どういう....
「わかってる。これ以上ハルを変な目で見るやつが増えたら困るし。ちゃんと気をつけてるよ。蒼の前だからいいかなって思っただけ。」
「....ほんと....適当だなぁ、まぁいいけど。」
2人はわかってるみたいだ。
なんか、やっぱり2人は気が合うみたいで僕がわからない話をする。
でも、話している時の2人は楽しそうだからいいや。
大切な友達の蒼と大切な恋人の真。
仲良くしてくれるならそれに越したことはない。
ふふ、なんだか楽しいなぁ....
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