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大切な恋人。
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真からのメッセージにも言って大丈夫だと書いてあったし、先輩の機嫌を損ねたままなのも嫌だから言ってしまおう。
ありがとう....真。
「せ、先輩....ごめんなさい....言い訳っていうの....間違ってないです....でも....そ、その....改めて言うのがはずかしくて....ちゃんと、いいます....すみません....」
「いや、こっちこそ悪かった。俺はそんなに信用されてないのかって思って、つい。」
「すみません....
相手はバスケ部の一ノ瀬です、」
「一ノ瀬ってぇと....あのでかいやつか。わかるぞ、上手いらしいじゃねえか、同級生が言ってた」
「そ、そうなんですか....確かにバスケは得意って言ってました。」
実際にプレーしているところは見た事ないが....きっとすごく上手な上にバスケが好きなんだろうな....
大会とか....応援に行けたらいいな....
「そうだろうな、ま、あの見た目であのスタイルの良さ、確か頭もいいらしいじゃねえか、きっとよりどりみどりだろうな。こんなこと言いたかねぇが....お前、遊ばれてねえよな....?」
「それは、大丈夫です....」
そんなわけない。だって騒動の間や普段の生活の中でも、他の人と会う時間などほぼなかったはずだし....
そもそもよりどりみどりなら僕のところに来ないだろう。
家にまで置いてもらっているし、真のご両親もいいひとだ。
遊ばれているなど、絶対にない。
「本当にか?ああいう顔のやつらは信用ならねえからな....お前は大事で可愛い後輩だ。直接言って確かめてやりたいぐらいだ。」
「そ、そんな....!そこまで迷惑はかけられませんし....それに絶対そんなことないですから....」
「わからねえよ?女慣れしてそうだし。そういうのも上手そうだしな。」
よほど真を悪く言いたいようだが....
絶対にありえない。
「いえ、ないです。それに相手のご両親にも会っていますし。そんな暇も彼にはないと思いますから。」
「両親ってそりゃ....普通の友達としてだろ?そんなん保証になりゃしねえよ。それに時間だって四六時中一緒にいるわけじゃないんだろ?そんなんわかんねえって」
「ないです。絶対。なんでそんなに言うんですか?」
まぁ、十中八九僕を不安にさせたところでそこにつけこんでくる気だろうが、その手には乗らない。
真への信頼は誰にも負けない。
....つもりだ。
まぁ....この前は全然だったけど....
でも、今回は先輩の言葉になんか惑わされない。そもそも僕のことがどうでもいいなら休日を返上してまで僕の様子を見に来てくれたりしない。
「いや、お前はさっきも言ったように大事で可愛い後輩だ。騙されてたりしたら嫌だからな。」
「絶対ないので安心してください。」
「そうか、まぁ、なんかあったら相談乗るぞ。」
「はい、ありがとうございます。」
あれ....なんか真のこと悪く言われたらなんだか強気になってた....けど....
あんな大口叩くんじゃなかった....
まぁ、もう後の祭りだ。気にすることは無い。
....ない....よな....
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