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話し合い
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なんやかんやあって学校に着き、体育館ではなく職員室に向かう。そして先生を呼ぶとちょうど出てくるところで、そのまま小会議室に通された。
そして4人で座り、この間の事を話した。
その間先生は考え込んだり難しい顔をしたりして黙って聞いてくれた。
わからないところや、記憶が曖昧なところ。真たちが来た時や理人側の状況などは他の3人に補足してもらいつつ細かく話をした。
全てを聞いて少し考え込んだ先生は、
「.......やはり、結城を退部処分にするのが1番だ。この話を校長先生に伝えて、退学、停学等の処分も決める。だが、退部は確定だ。櫻井、土屋へそれだけの事をしておいて同じ部活にいさせるのは危ない。そもそも人としてアウトだ。細かいことは校長先生とも話をする。でも、やはり結城からも話は聞かないといけない。君たちが嘘をついているとは思わないが、一方の意見だけを聞いて全てを決めてしまうのは違うと思うんだ。君たちには待っていてもらうことになってしまうが、少し時間をもらってもいいか?結城や、校長先生と話をした後でまた連絡する。今日中に終わらせようと思うから少し待っていて欲しい。いいか?」
そう言われ、やはりこの人は公平な人だな、と思った。こういう所を信用しているから、こうなるとは思っていた。だが、思ったよりも早く終わりそうだ。
「僕は大丈夫ですが....3人とも大丈夫....?」
「僕はもう部活に休みの連絡入れたから大丈夫だよ。それにハルのためだから。もちろん最後まで付き合うよ。」
「俺も元々予定ないし。いくらでも待つよ。そもそも予定あったって遥より優先するような予定ないから。安心して」
「僕は一応被害者....に入ると思うし、今日は部活以外の予定無かったから大丈夫だよ!遥のためだしね!」
3人とも大丈夫そうな上みんな僕のことを思ってくれているのが分かって嬉しくなる。
「ふふ、ありがとう。」
「4人とも平気なようでよかった。待たせてしまうことになって悪いな。話を終えたら学校から櫻井に連絡を入れる。その時に具体的な指示を出す。すまないがよろしく頼んだ。」
「はい。お時間取らせてすみません。」
「いや、いいんだ。こっちこそ悪いな。早めに終わらせるよう努める。」
「ありがとうございます。では失礼します」
そう残し小会議室から出て、学校をあとにする。
「どうする?しばらく暇だけど」
「そんなに時間かからないかもよ?」
「....先輩が抵抗しないわけないと思うから、かなり時間がかかるとみていいと思う。先生はああいった以上今日中に終わらせてくれると思うけど、結構かかるだろうから昼過ぎぐらいまでは暇かも。」
「そっか、じゃあどうしよっか。とりあえず僕の家くる?1番近いし。」
「うん。僕もそれがいいと思う。家ならゆっくりできるし」
外にいるとどうしても想定外のことが起きてしまいがちだから、家の中にいるのがいちばん安全だ。
「お邪魔していいの....?」
「もちろん。」
「じゃあお言葉に甘えるね!」
「どっかよってなんか買ってく?お菓子類とか飲み物類」
「お菓子はないけど飲み物はいっぱいあるはず」
「そう?ならお菓子とかだけでも買ってく?」
「うん。そうしようかな」
そういって近くのスーパーによってお菓子を買って家に帰った
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