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仲良し組 4
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雑談を加えながアイスクリーム屋に着いた。
この辺では結構有名な店。
俺たちの通う学校にも、行った人がいて、長時間並んだ、と聞いたことがある。
しかし、人気店でもブームが去り、今日はすんなり店に入ることが出来た。
「ヒロは何食べる?」
ここで陽弥を聞かないのは、俺たちの中では、当たり前のこと。
それに陽弥は、もう決めて注文をしている。
「んーどうしよう、空大は、もう決まった?」
「まだ、種類ありすぎて目移りする時。」
「だよな。」
この店は、種類がアイスクリームだけでも、50種類ぐらいある。
……決められない。いっその事ド定番にしようかな?
「空大たち、まだ?」
選んでいると、もう、食べ始めている陽弥が声をかけてきた。
「んーじゃあ、抹茶でいいや。」
俺は抹茶にして、注文しに行く時に空大も来た。
「空大は何にしたの?」
「ポイゼンベリーってやつにした!」
「ポイゼンベリー?」
俺が空大に聞いたら、横から陽弥が説明してくれた。
ほんとアイスクリームのことは、よく知っている。
「ポイゼンベリーっていうのは、香川の方で生産されていて、ベリーの一種。酸味が強くて、アイスクリームにすると、まろやかになって、夏にピッタリだよ」
陽弥の力説を聞いて、びっくりする店員さんを余所に
注文する。
待っている間に空大に聞きたいことがあった。
「空大って、酸っぱいの大丈夫だったけ?」
「うん、ある程度は、大丈夫だよ!」
「そっか」
そんなこんなで喋っているときに、アイスクリームができたそうだ。
俺の頼んだ抹茶は至って普通だが、スーパーのアイスクリームより幾分美味しかった。
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