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弟 2
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「はぁー食った食った!やっぱ幸樹がつくるご飯は美味しいな。」
「ふふんーありがとう。兄ちゃんがつくるご飯も美味しいよ!」
最初は、交代制で家事やら何やらをやっていたけど、弘樹が高校生になってから、遅くなることが増え、最終的に幸樹が食事担当で、弘樹が家事以外のものを担当することになった。でも、たまに休日のときは、やるとかやらないとか。
「兄ちゃん先風呂入る?」
「おう、じゃ先入る。」
「分かった。二階にいるから出たら呼んでね。」
脱衣場に行き服を脱いで風呂入る。入るときはまだ、義眼は付けたまま。
(はぁー気持ち〜)
湯船に入りすぎると逆上せるので100秒浸かって出る。
体が湯冷めしないように暑くてもさっさと服を着る。
髪の毛を乾かしてから義眼を外して専用の液体で洗ってから水につける。
その後は、義眼が入ってた所を綺麗にして、付けるのが面倒臭いから、何もいれずに寝るだけ。
「幸樹ー!風呂空いたよー!」
「うん、分かったー!」
二階に向かって階段から声をかけると、返事が返ってきて、幸樹が降りてくる。
「兄ちゃん、もう寝る?」
「いや、まだ宿題残ってるから起きてるよ。」
「そっか、良かった。」
幸樹は昔から、風呂に入る前に絶対家にいる誰かに、自分が風呂から上がったら起きているかを確認する。
今は弘樹しかいないから、弘樹は毎晩聞いている。
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