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朝と弟 1
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──チュンチュン
小鳥の鳴き声がする。
隣にはもう温かみはなく、冷え切っている。
幸樹は、もう起きて下にいるはず。
「ん〜〜」
ベッドから起き上がって大きく背伸びをする。起きてからすぐ背伸びすると背が伸びるらしい。
階段を降りてリビングに行くと、幸樹は制服を着て椅子に座ってテレビを見ていた。
「おはよぉー」
「あ、兄ちゃんおはよー」
洗面所に行く。蛇口から水を出すと冷たく顔を洗うと、さっきまでぼーっとしていた脳が徐々に覚醒していく。ついでに歯磨きをして髪を整える。
「幸樹、朝ご飯なに?」
「パンだよ。ココア飲む?」
「あぁ、頼む。」
「ん分かった。」
そう言うとキッチンに向かった。
弘樹は椅子に座ってパンを食べる。スティックパンを3本頬張る。
「ほい、どうぞ」
幸樹がココアを持ってきてくれた。
「どーもー」
朝に飲むココアは体があったまって美味しい。
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