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朝と仲良し組 1
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スタスタと、通り慣れた道を歩いていく。
ちょっと止まって猫と戯れたりとなんと有意義な朝だこと。
「あっ!ヒロおはよー」
振り返ると後ろには空大と陽弥。だいたい高校に着くまでの一本道で会う。
「ん、おはよう」
「あ、そうだ、ハル教室着いたらプリント見して。」
「やってきてないの?」
「いやー、夜やろうと思ったんだけど、スマホ触ってたら忘れちゃって、起きたら朝だったていうだけで…」
「まぁ良いよ。弘樹はちゃんとやったよね?」
「よっしゃーー!!後でお菓子奢るね!」
陽弥からの圧がすごい。空大は感じてなさそうだけど。
「ちゃんとやったよ。答え合ってるかは知らないけど。」
「そ、ならよかった」
よかったとか言っときながら顔がしょぼんってしてるのは、もしかしたらお菓子奢って欲しかったのか?
「ハル、なんのお菓子がいい?」
「なんでもいい」
「んーじゃうますぎる棒でいい?1本だけ。」
「うますぎる棒でもいいけど、1本だけだとそぐわない。もっと。」
(うますぎる棒でいいんだ。俺だったらもっと高いのにしてもらうぞ。)
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