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朝と仲良し組 3
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「ごめんごめん、話してたら盛り上がっちゃた!」
さっきまで喋っていた空大が近寄ってきた。
「なんの話ししてたの?」
「さぁさぁそんな事はどうでもいいから、ハル、早くプリント見して。」
「おめぇがだらだらと、話してたんだろ?」
陽弥の怒り。
「もぉごめんって言ってるでしょ。」
動じない空大。
恐るべし。
「はぁ、もういい。はい、早く写せよ?」
「さんきゅ、ハル」
そう言うと、黙々とシャーペンを動かし始めた。
「あ、陽弥、俺も見してもらっていい?」
「ん?なんで?弘樹、やってきたんじゃないの?」
「やってあるけど、間違ってないか確かめたいから。」
陽弥は、学年で5位以内に入るくらいの頭の持ち主だ。
「まぁいいよ。」
「ありがとう。」
「空大、写し終わったら俺に貸して。」
「オーケー」
シャーペンを動かしながら返事をする。器用なやつだ。
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