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ただいま、お家 1
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「ただいまぁー」
「おかえりー」
「あ、そうだ、幸樹、空大達が卵焼き美味しいって言ってた。」
「へぇー、兄ちゃん食べなかったの?」
「食べたかったんだけどな、いつの間にか無くなってた。」
「ふーん、ま、ありがとって伝えといて〜」
「おう」
卵焼き食べないだけで怒り口調になるものなのか
まぁいいか。
(宿題やろ。)
──10分後
(いい匂いがする。)
幸樹が晩ご飯を作っていた。
「兄ちゃん、もうすぐでご飯できるよー」
「わかったー」
さっきまでやっていた、宿題をサッと片付け机の上を綺麗する。
「ほい、出来たよー」
「美味い」
まだ食べてないけど、もう匂いだけで美味しい。
「まだ、食べてないでしょ」
そう言いながら幸樹はくすっと笑う。
「いや、だって匂いだけで美味しいもん。」
「ありがと、さ、食べよ」
「いただきますー!」
「いただきます」
美味しい。予想どうりというか、予想をはるかに上回っている。
美味しい。最高。
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