アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ドグマ
-
ふたなり
***
要に告白されたとき、奇跡ってあるんだと思った。
女の子に絶対モテるであろうカッコイイ面構えの要が同性愛者で、しかもこんな冴えない俺のことを好きになってくれるだなんて、万が一にもあり得なくて、だから俺はその事を奇跡のようだと思ってた。今の今まで。
でも、奇跡なんて、無かった。
「………別れよう」
その声は蚊が飛ぶ音よりも小さく自分でも聞き取れない程だったが、目の前の男は違ったらしい。さっきまでの笑顔が嘘のように一瞬で消え去り、数秒沈黙したあと「は?」と聞き返された。これは聞こえなかったの「は?」では多分ない。
「………だから別れようって」
「何で」
最早食い気味で要が俺に問いかける。それはそうだろう。昨日までは同棲するかしないかの話をしていたのだ。付き合って1ヶ月。俺はまだ早いって言ったんだけど。
「……む………無理………だから」
「何が」
「要と付き合うの…無理、だから」
「意味わかんない。今朝までそんな素振り見せてなかったじゃん。…何。他の奴にでも言い寄られたの…?」
「ち、違……そんなんじゃなくて…」
「じゃあ何」
「…」
要の圧に思わず慄き怯んでしまう。
自分の行動と言動が支離滅裂だって自覚はある。今朝までそんな素振りを見せてなかったのも事実だ。だって今朝までそんなつもりは無かったから。全然そんな気は無かったんだけど……。
「今朝気分悪いから、て病院行ったよね?」
「…、」
「それと関係ある?」
「………な…無、い…」
「はい、嘘。……まさか医者に誑かされた?」
「そ、そんなんじゃない!そんなんじゃなくて…」
「じゃあ何なの。いきなり「別れよう」て言われてオレが「はい、そうしましょう」なんて言うと思う?」
俺を押さえつけてる手首の指が一層強く食い込んで思わず顔をしかめる。こんなに力の差などあっただろうか。なんて余計な考えが頭をよぎった。俺だってそんな簡単に「はい」なんて言って貰えるとは思ってない。ないけど、だって、付き合えないから。…だって。
「……もういいや」
「え」
「他の奴に手出しされてないか自分で調べる」
バリッ、と派手な音を立ててカッターシャツが引き裂かれる。思いもよらない出来事に呆然としてると、要がベルトを引き抜きスラックスを床に落とした。
「……痕はないみたいだけど」
「ちょ……ちょっと何やって…!」
「"ナカ"もちゃんと見ないとね」
「…!やっ…やだやだやだ!!!何もない!やめて要!!待って!!」
片足を抱えられ限界まで引き伸ばされたボクサーパンツの間から要が俺のアナルを露出する。…筈だった。俺のヒクヒクとする穴を見て要が固まる。
「………雪緒……コレ……」
「ふ、ぇ……だからっ、嫌、て言ったのにぃ……!」
要の唖然とした反応に俺はボロボロと涙が出て嗚咽まじりにそう答えた。要の前にはアナルとは別の小さな穴が晒されている。いわゆる会陰と呼ばれる箇所に縦スジが入っているのだ。
「なあ…コレって………まん…」
「そうだよッ!女性器!だからもう見るな!」
足を抱える手を払って俺は濡れる目頭を手の甲で押さえる。
バレた。だから何も言わずに別れたかったのに。こんな最悪の形でバレるなんて。
「………いつから?」
「知らない……今日初めて知ったから」
「………病院で?」
顔も見ず縦に首を振るとまた沈黙が訪れる。
そう。俺も今朝まで本当に何も知らなかった。調子が悪いから病院に行って、違和感があったから診てもらって、気付いたら「在った」。嘘だと思うかもしれないけど、それが事実だ。先生は今までも在ったけれど機能していなかったから気づかなかったのだろう、と言っていた。けど、本当に突然それは現れて、何かの冗談だろう、て何度も思った。けど、何度頬を叩いても抓ってもこれが現実で。
「……俺………男じゃなかった」
本当の問題はそこじゃない。そう解ってはいるけれど、その事実が俺には何よりも絶望だった。だって、要はいつも言っていた。女は無理だ、て。男しか愛せない、て。だから俺と付き合えて良かった、て。俺だって今朝まではそう思ってたよ?でもさ、そんな俺の半分が要の嫌いな物で出来てると知ってしまったら。
「………別れよう」
もうそう言うしか無い。
「…………何で」
「何でって……だって俺の身体には女の物が付いてて…っ」
「……だから?」
「だから…て…」
だから付き合えない、て言ってるのに。まだ自分にすら許した事のない場所に要の指が浅く食い込む。
「痛ッ…!」
「ここにオレ以外のもの挿れるの?」
「ッ……だって…っ!」
「だって何?そんなのオレが許すと思う?」
無茶苦茶な事を言いながら要は指をどんどん奥へ奥へと進めた。ミチミチとまだ拓かれたことのないキツく狭い場所が要の指で暴かれる。俺は堪らず叫んだ。
「痛っ…痛い……っ、要ッ、そこ、女性器!まんこ…!」
「そんなの解ってる。雪緒のまんこだろ」
指を抜き挿ししているソコに、テントを張ったガチガチのソレが押し付けられる。
「………え………な…何で………」
「何でって…雪緒のまんこ見たからじゃん」
「……でも…これ……女の………」
「だから?雪緒のだろ?…綺麗なスジでさ、本当に誰も知らないてカンジ」
要は挿れてた指を引き抜きスジ目に二本指を添えると、くぱぁとナカが見えるよう開く。ピンク色の内壁と控え目なヒダが丸見えになった。
「ちょ……っ、やだ、開くな…っ!」
「えっとクリは……そっかちんぽか。だから雪緒は扱くとすぐイクの?クリが敏感だから?」
暗に早漏だと揶揄されてカァっと朱がさす。要に見られたからか軽く勃ちあがったペニスの先っぽを撫でられ、指で開かれていた場所が熱くなった。そこがクリだと言われれば言われるほど快感が繋がっている気がしてくる。
「……クリ弄ったら濡れてきた」
「…ッ、もう…やだ…っ、お願い、見ないでぇ…!」
「オレに見られるのが嫌?何で?…雪緒はこんなエロい穴持ってんのにオレに見られるのが嫌なんだ……ねぇ…マジでオレ以外のもの挿れようとしてる…?」
違う。違う。違う。だって女は無理だって要が言ったから。いま俺に在るのは「女性」器だから。だから嫌で…嫌な筈で…?
「駄目だよ。………逃がさない」
艶のある低音が耳元で響いた。ジッパーを下ろして飛び出したガチガチの要のソレが俺のソコに充てがわれる。ニッコリと微笑まれた、と思った瞬間、ブチブチブチと肉の割れる音が身体の中を駆け巡った。
「はい……処女貫通おめでとう」
「ッあ"…ぃ…痛い、痛い痛い…っ、裂ける…ゥ"ッ」
「全然入らない。雪緒のまんこキツすぎ」
小さく未熟な女性器は要のソレを半分も受け入れらない。無理やり拓かれる痛みと圧迫による苦しさが嗚咽になって溢れた。
「ほら奥まで入らない、チカラ抜いて」
「や"ぁ無理ぃ"っ…抜いてぇ"ッ」
「…は…?ナニソレ……雪緒はオレのちんぽ、まんこに挿れたくないの?」
それまで笑ってた要がスンと真顔になり無理やり腰を推し進める。ブチッと何かが切れる音がして鉄サビの匂いが広がった。引き裂かれるような激痛と理解出来ないまま無体を強いられてるショックに涙腺が崩壊して意識が朦朧とする。
「……、……ぁ……」
「…なに意識飛ばそうとしてんの。ちゃんと自分のまんこにオレのちんぽが入るとこ見なきゃダメだろ…ッ!」
「っ…ぁ"…ッ、ひぃ"ぃ〜〜〜〜〜っ"」
俺が目を開けた瞬間、一気に要がペニスを奥へと突き立てた。
「……ほーら…入っちゃった」
小さく未熟な俺の女性器にミチミチと要のペニスが無理矢理収まっている。気のせいか下腹がボコリと膨らんでて息が出来ない。
「…あは……見てよ、お腹にまでオレのちんぽ入ってる」
要が下腹に軽く手を当て腰を軽く引く。ヌボっと狭い膣内を半分戻るペニスに合わせて下腹が凹み、再度突き立てられて下腹が膨らむ。要のペニスで上下するソコは女性で言うところの子宮だった。子宮に要のペニスが入ってる。
「……っ……ぁ………なん、で………」
「何で?何が?お腹がヘコヘコしてんのは雪緒のまんこにオレのちんぽが入ってるから。小さい雪緒のまんこにオレのちんぽが入ってるの。ほら、わかる?」
「わ……、わかる…から……っ、揺すらないで…ぇ」
これだけ痛くて苦しければ判らない筈がない。そうじゃなくて、じゃなくて….、
「ああ…そんな苦しそうに涙流して……オレが無理やり犯してるみたいじゃん」
現実そうなんだ、けど、
「"ハジメテ"が、トラウマになったら可哀想だし気持ちいいって覚えないとね」
そう言って要が肌けたシャツから覗く俺の乳首をクニッと指で潰す。
「ぁん…っ!」
「やっと聞けたイイ声。ほら気持ち良い?雪緒の乳首どんどん硬くなってく」
「んんぅっ、ゃ、め…んひっ、ぁ、ちく、び…ぃ…ゃ…潰しちゃ……ぁんっっ、あひ、ら、らめぇぇぇ…っ」
ビンビンになった二つの乳首を親指と人差し指で力任せに擦り潰し引っ張られる。女性器と同様カタチが変わるほど虐められているのに、この1ヶ月で仕込まれた身体はその愛撫にダラシなく涎を垂らし腰を震わせた。
「…乳首弱。ちょっと擦り潰しただけでもうビショビショじゃん」
カウパーでお腹まで濡らすビショビショの亀頭を要がユルユルと円を描くように触る。
「こっちはこっちで触っただけでピクピクさせて。…本当クリ弄られるの好きだよね」
それを"クリ"と呼ばれて身体がビクンと震えた。忘れかけていた箇所に意識が戻っていく。
「…ねぇ、気づいてる?乳首虐められてオレのちんぽキュウキュウに締め付けてんの……クリ触るたびに中トロトロに濡れてきてる」
要のペニスが軽く戻りまた入る。
「こんなに感じちゃって……乳首とクリ虐められながらちんぽに突かれちゃったら……雪緒のまんこどうなっちゃうんだろうね…?」
最後の「ね?」は、耳元で囁かれて既に身体がヒクついていた。そのまま耳の中に舌を差し込まれ乳首とクリトリスを扱かれながら腰を打ちつけられる。
「ぁんっ、あひん、んっ、ゃぁっあ、ら、めぇ」
「…嘘つき。ダメって言いながらまんこ熱々にしてちんぽに食いついてるクセに。嘘つきサンには乳首を吸いながらまんこの奥トントンしちゃおうかな」
「はぁぁ、ん、らめ……ぇ、ちくびちゅーちゅーもトントンも…やらぁ…」
「…あは。言いながらまんこキュンキュンしてんじゃん。雪緒の嘘つき…♡」
「だ…だめだめだめ…っぇぇあぁあ"ぉん"ぉおお"んん"」
本当に散々弄られ尖がった乳首に要が吸い付き最奥を激しく突き上げられた。最初に撫でられた下腹がボコボコと要の腰と連動し高速で上下している。なのに感じてるのは痛みとは全く正反対のもので。扱かれてるクリからピシャピシャと飛沫があがる。
「あ、こら。勝手にイッたらダメだって。おしりでする時オレいつも何て言ってるっけ?」
「あんっ、ごめんな、しゃ…っ、ゆ、雪緒、イっひゃ…ぅ、か、要の、おちんぽ、れ…おしりがぁ…」
「雪緒、"おしり"じゃないよね?」
要が両手で膝裏を抱え腰を打ちつけながら微笑む。
「…ぁ……、ぉ、っこ、…」
「……ん?」
「要のおちんぽれ…雪緒のおまんこイクぅうぅ"」
よく出来ました、て声がしてお腹にびゅるびゅると熱いものが掛けられた。同時にクリからプシャァと透明な液体が飛び散る。
…あ、れ……?
「…雪緒…オレ全然足んない…」
その言葉通り要はもうガチガチになったペニスを押し当てヒクつく穴から溢れる白いものを戻している。
「もっかい此処にビュービューしたいなぁ。雪緒も熱いの掛けられてもっかいイキたいよね…?」
下腹を優しく撫でられてさっきの感覚が蘇る。グズグズに甘やかされて痙攣するナカに熱いのを勢いよく掛けられて……
「……は……は、ぃ、」
「ん〜、雪緒いいこ♡」
ちゅ、てキスされてもう一度ペニスが入ってきた。それをもう俺のおまんこは難無く受け入れてしまう。
「か、要の、おちんぽ……クる…ぅ」
「そうだよ。沢山あげる。子宮にいーっぱい精子ビュービューして可愛い赤ちゃん作ろうね」
「…あ、か…ひゃん……?」
「そ。オレと雪緒の可愛い赤ちゃん。オレとの赤ちゃん……欲しいよね?」
要がペニスを打ちつけながら笑顔でそう問う。一緒にクリも触るから気持ち良くて考えがまとまらない。赤ちゃん…て精子と卵子が受精して出来るもので……けど要は同性愛者で…女性が嫌いで……男の俺とじゃ赤ちゃんは出来なくて………あれ……出来る、の、?…やだ、ちゃんと考えてるのに…クリ触らないで…またイッちゃう…、おまんこでイッちゃうよぉ…、
「……欲しいよね、雪緒」
「…、欲しぃ…っ、要との赤ちゃん欲しいよぉ…っ、雪緒のおまんこに掛けてぇ…赤ちゃんのもとビュービューしてぇ…ッ」
はしたないお願いにも嫌な顔一つせず要は応えてくれて俺は何度も何度も最後はお腹がふっくらするまでたっぷり奥まで掛けて貰った。母体に何かあったら大変だからって、明日から要の家に住むよう言われた。仕事も要が養ってくれるから辞めても良いらしい。……こんなに幸せで良いのかな。奇跡てやっぱりあるんだな、とお腹を撫でてへラリと笑う。 そしたら声に出てたのか要も笑って、
「……まあ、奇跡なんてないから作るんだけどね」
て、言った。
作る……?
どういう意味かな。
よく分かんないけどまあ………どうでもいいか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 22