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噂のアイス屋 2
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三輪「あ、玲ちん!」
玲「な、なんだよ!いきなり変なあだ名で呼ぶなよ!」
三輪「ごめんごめん!それよりさ、駅前の本屋寄っていかない?」
玲「駅前の本屋か〜……まあ、いいよ」
三輪「んじゃ、行こ!」
俺と三輪の家は学校から徒歩や自転車で通える圏内にある。しかも、俺達は方向がほぼ同じな為一緒に帰る事が多く、少々遠回りにはなるがよく駅前を通って帰ったりしている。
玲「あ、そう言えば噂のアイス屋って何処にあるをだ?」
三輪「噂では駅の近くらしいよ」
玲「ふーん……」
三輪「何?まさか気になるとか?」
玲「んにゃ、さっき別のアイス屋見たから思い出しただけ。」
三輪「なーんだ、つまらないの〜」
玲「つまらないってお前な……」
三輪「あ!やばい!俺姉ちゃんに買い物頼まれてたんだ!」
玲「それやばくね?お前の姉さん怒るとマジ怖いし……」
三輪「玲ちん先に帰ってて!」
玲「おう!」
三輪「じゃあ、また明日!」
玲「また明日な〜」
こうして、俺たちは駅前で別れた。今思えばあの時まっすぐ帰っていれば……普通な人生を送れたかも知るない。まさか、いつもと違う帰り道を帰った事により、俺が噂のアイス屋に大きく関わるなんて……この時の俺は微塵も思っていなかった。
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