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「…はぁ〜。よく飽きませんね氏原先生」
氏原先生は俺の卒アルをかれこれ1時間以上は見ている。
こっちが疲れるわ。
でもこんな風に
「高木先生、少し幼いけど…やっぱり、
今と変わらずかっこいいんですね」
クラスも言ってないのに俺のことすぐ見つけてくれて、
ちょっとだけ頰をピンクにしながら言ってくるから
心臓がいつもより激しめに活動してる。
多分、それが疲れる原因の1つにもなってると思う
「…で、あの…Rickyは芸名か何かですか…?」
「そりゃそうですよ、あいつ日本人だし」
「…ど、どれですかあああぁ!!」
「それは教えられませんね、本人も顔隠してやってるみたいだし」
本来の目的を忘れて一通り楽しんだ氏原だったが、
それを思い出すや否やミーハー氏原が再来した。
旧友に対してすら抱く嫉妬のような感情
昔の姿でさえ、自分しか見て欲しくないだなんて
もちろん言えるはずはないし、いうつもりもない。
だから教えてあげない。
あんたは、俺だけ見てそうやって
顔を赤らめていればそれでいいよ。
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