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いくらカーテンを閉めていても、今は真夏の昼間で
俺の隣にギシっと小さな軋み音を立てて座った
氏原の姿がよく見えた
これから致さんとする事を想像してもこの明るさは…
…え、なにこれちょっと恥ずかし…
「…あ、あの…コウメイ?どうかした…?」
「え?あぁ、いや…何も。」
照れちゃいましたなんて絶対言えねー
精一杯余裕な素振りを見せて
氏原の頭を撫でた。
ふふっと柔らかく笑ってもっとと言わんばかりに頭を
寄せてくる氏原はすごく可愛くて、
長い睫毛も、それに隠れて揺れる瞳も
カーテンの隙間から溢れる日差しに艶めく髪も
すべてが綺麗に輝いていた。
潤んだ瞳で何か言いたそうにこちらを見る氏原が
何を言いたいかなんて容易に想像がつく
だが、俺はいつもそれに気付かないふりをして小さく首を傾げる。
最近は氏原もそれがわざとだと言う事に気付いているみたいだけど。
だって今もこうして赤い頬を膨らめて、わかってるくせにって
ぶつぶつ呟いてる。
「…あ?何?…ちゃんと言わなきゃわかんねーよ?」
でも俺は知ってる。
結局いつも、折れてくれて
素直になって伝えてくれる事も。
「…ぅ…キ、キス…したいです……」
語尾がどんどん小さくなるのと、まだ慣れずに
たまに敬語になるのは…
今回はこの、氏原の可愛さに免じて
許してやることにする
「…しょーがねえな。次する時はお前から来いよ…?」
ふわりと揺れる柔らかい髪の毛に指を絡ませ
耳をかすめるとかすかに震える氏原の反応に思わず顔が綻びそうになったのを隠すように
触れるだけのものから
徐々に深く、淫らな音を響かせて
溺れるようなソレに変えていった。
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