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氏原side‥₂
何をされるかと思えば、康明は僕を仰向けに寝かせると、両足をくっつけたまま持ち上げて軽く折り曲げた。
ますます意味が分からなくなり、康明を見る。
はぁ…と熱い息を吐くと同時に僕のふくらはぎに歯を立てた。
「ぁいっあぁぁあ…こ、めい…っいた、ぁいぃ、あぁ!」
久しぶりに襲いくる猛烈な痛み。
白い歯を突き立てる康明の肩を力の限りで掴み、その痛みを必死に耐えた。
その次は、太腿。
ギチギチと鈍い音を立てながら身体の中の細胞をひとつひとつ壊されていくような感覚
容赦なく喰い込むそれは、真っ赤な痕を残して離れる。
以前つけられた歯型はだいぶ薄くなっていて、それを上書きするように付けられるそれは血を滲ませながら至る所に増えていく
かと思えば、ねっとりと舐め上げられて、触れてもらえない中心が疼いた。
「…っ、こうめい…何を……」
康明は何も言わず、かわりに口元から伸びる赤い舌は
僕の内腿に辿り着いた。
ぴったりと合わせられた腿の隙間にチロチロと見え隠れするそれに、僕は全身を震わせながら身を捩った。でもそんな弱々しい抵抗が康明に効くはずがない。
それどころか、更に彼を煽る行為であることを僕は知ってる。
知っているからその先を期待して
意図的に、してみせる。
「…っはぁ。や、ぁ…くすぐった……っ」
「…ハァ…やべ、堪んねぇ……。」
熱っぽい瞳に映る僕は、はしたない格好で
体中を火照らせ、それは厭らしい姿だった。
目を瞑りたい衝動に駆られるが、それを瞳に映している
康明自身の、ひどく興奮したような、獲物を見つけた肉食獣のような扇情的なその表情に思わず目が離せなくなってしまう。
その時、康明の唾液で濡れた内腿に
硬く熱いモノを押し付けられた。
「……へ…?」
「脚、ちゃんと閉じといて。」
途端、ヌルっとした感触と共に股の間に入り込んで来たのは、熱を帯びてそそり立つ康明のモノだった。
今か、今かと刺激を待ち望む昂ぶりにようやく刺激を与えてくれるのは
手でも、足でも、口でもない
康明の、グリグリと押し付けられるそれ。
やだ、こんなの
今まで一度もされた事ないよ、どうしてこんな事するの?
気持ちよくて、恥ずかしくて、視覚的な刺激も強すぎて
力を抜けば今にも弾けてしまいそう
「っ…あんまり、力入れんなよ、ばか……ハァ…ッ」
康明から漏れる熱い息が僕の腿に当たれば、
噛まれたあとの痺れに優しく降りかかった
こんなの、知らないよ
もう、だめ。壊れちゃう――――。
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