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氏原side‥
「…ばか。本当に……ちんちん壊れるかと思った。」
「壊れてもいいだろ、俺にしか使わねえんだから。
……いや、俺にも使わねえな。」
「なっ………。」
近くにあった枕でバシバシ叩いてやった。
てきぱきと後片付けをする康明は上機嫌で、その理由が僕なのはものすごく嬉しいんだけど機嫌を取るために頑張った行為が身体に悪すぎる。
しかもクスクス笑いながら「っは。ちんちんだって…かわい。」とか呟いてるし。だったら何?ペニスが良かった?その方が養護教諭っぽい??
見た目も行為中も、僕よりずっと大人に見える癖に
思考回路はまるで思春期の中学生だから困る。
こういう時、やっぱり僕より年下なんだと感じるけど…
もし完璧すぎていたら、きっと僕はこんなに康明の事を好きになってない。
頭の回転は速いのに少し抜けていて、ドSなのに欲しがりで寂しがりで、格好いいのに可愛くて。
僕が居ないとまともに食事もとらないような、少し脆い康明が好き。
そんな康明だから好き。
康明の匂いのする枕に顔を埋めて顔が赤いのを何とか隠し、この先もずっとずっと、永遠に一緒に居たいと願う。
すると、いきなり身体が浮き上がって思わず「ぎゃっ」と悲鳴を上げた。
「幸人……。もう少し可愛く驚けよ。」
「突然すぎ!!てか何?!ねぇ!!」
「あ?せっかく風呂入れてやろうと思ったのに何でそんな元気なんだよ。さっきのヘロヘロの声どこいったんだよ。」
?!?!?!
お風呂入るの?!一緒に?!
待って待って心の準備!
「い…いいって!自分で入れる!おろして離して!!」
ジタバタと康明に抱かれながら暴れると、呆れた顔で康明が僕をおろす。
もちろんちゃんと足がつくようにおろしてくれたけれど、僕の足は言う事を聞かない。
脚だけじゃなくて、腰もフラフラで重心が定まらず、へたりとその場に座り込んだ。
「…ほらな。諦めろ。」
「………むかつく…!!!」
意を決して康明の手を取ろうと自分の手を伸ばしたその時、尻から内腿にかけて生温かい液体が伝った。
「ひゃあぁ…な、にこれ……。」
にやりと笑う康明に、なんだか物凄く嫌な予感がする。
「んなの中に出したんだから溢れてくるだろ。大丈夫、ちゃーんと綺麗に掻きだして、腹壊さないようにしてやるから。」
……もう、確信犯かよ。
康明のばか。
断る事も出来ない状況に置かれ、仕方なくガクガクの足で康明に抱っこを求める。
嬉しそうに僕を横抱きにした康明が
「別に幸人のちんこが壊れても腹壊しても、寝たきりのじーちゃんになるまでシモの世話全部俺がしてやるから安心しろよ。」
そう言って笑った。
「………きったないプロポーズ。」
「うっせ。」
初めて一緒に入ったお風呂では全く厭らしい雰囲気になることはなかった。ただ、少し揉めた事と言えば、康明がシャンプーを3プッシュも出していたことくらいだ。
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