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リアル④
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「…真堂?それが彼氏の名前なんだ?」
首に手をかけられたまま、ぴたりと動きが止まった。
あと少しでも力が入れられたら、と思うとゾッとして固唾を飲み込んだ。
今にも切れそうな綱の上を渡るような、そんな気の抜けない緊張感のあるこの状況。
「はは、いいじゃん。もっと呼びなよ、真堂ー真堂ーって。
犯してるみたいでますますゾクゾクする」
「…嫌だ、離、せ……」
「………はぁ、何やってもやだやだやめて、って……
女じゃねえんだからさぁ」
「っ!!」
「抵抗してみなよ」
そう言い不敵に笑うと、じわじわと少しずつ力を強めながら首を絞めていった。
喉仏を避けて、首の外側を包み込むように絞めると徐々に酸素不足になり苦しくなる。
一気に追い込むのではなく、ゆっくりと時間をかけてやるのが良いと三好が言っていたのを思い出す。
「っく…るし……」
「もう苦しいの?まだまだこれからでしょ」
「……ゃ、め……」
「辛そうだね、もっとその顔見せて」
頬に伝う涙をべろりと舐めあげられ、悔しさと苦しさで唇を噛み締めた。
こんな時に恐怖で動けない自分が情けない。
「あ、そうだ」
何かを思いついたような表情で楽しそうに今度は俺のベルトに手を伸ばした。
「また首絞めセックスしよっか、あれ好きだもんね」
「?!……ゃ、」
「首絞めるとナカも締まるんだよ、あれ。
苦しいはずなのに気持ち良くなってるなんておかしいね?ナオ」
あっという間に下着とズボンを脱がされ、三好も慌ただしく勃ち上がった性器を後孔にあてがった。
先走りでヌルヌルと滑って、解していないのに簡単に飲み込んでしまいそうだった。
「やだ、本当にやだ……!お願い……」
「チッ、淫乱野郎の癖に今更何言ってんだよ?
素直にセックス大好き~って股開きゃいいのに、カマトトぶってんじゃねえよ」
後孔に圧が掛かる。
再び首を絞められ、苦しさの中視界が滲んでぼやけていく。
何て惨めなんだ、俺は。
情けない、恥ずかしい、苦しい。
こんな時に限って、真堂は居ない。
俺の事好きだとか何だほざいてた癖に。
もうおしまいだ、と諦めて目を瞑った。
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