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アルスマグナ 青×赤
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アキラside
泉がゆっくりと手袋を外す仕草に、ドキッとした。ただ手袋を外しているだけなのに、ふわりと色気が漂ってきて、それだけで頭がくらくらする。
バスローブの紐に手を掛けられると、これから起こることを想像して、体が自然と硬くなる。つまり、緊張しているのだ。
多分その緊張を読み取ったであろう泉が、宥めるように頬や額にキスを降らせてきた。
ちゅっちゅっと軽く啄ばまれると、擽ったくて、
ア「んっ・・・」
軽く声を漏らす。
泉がバスローブの紐を解き、肌の上に手を滑らせてくる。だんだんと自分の肌が露わになっていくのに、泉はまだかっちりと制服を着込んだままなのが少し悔しくて、泉の手に身を委ねながら、泉のネクタイに指を伸ばした。
しゅるり、と解くと、サイドテーブルに置き、シャツのボタンを外しにかかる。
小さくてなかなか外れずにもたついていると、
奏「アキラ?」
泉が少し驚いたような顔で声を掛けてくる。
ア「あ、あの・・・その、泉は全部着てるのが、なんか・・・その・・・」
ごにょごにょと言葉を濁していると、
奏「・・・ああ」
泉がふふっと笑って、
奏「俺の裸、見たいんですか?」
なんて言うから、顔から火が出そうなほど真っ赤になってしまった。
ア「!!なっ!ばっ、ちがっ・・・」
そんな言い方したら、俺がへ・・・変態みたいじゃないか!
奏「見たくないんですか?」
ア「うぅ・・・」
見たいことには変わりないのだが、見たいと言うのが恥ずかしくて口をパクパクさせていたら、
奏「・・・ふっ、ふふっ」
泉が口に手をやって笑っていた。
ア「なっ・・・!何がおかしいんだよっ!」
奏「・・・いえ。ただ、アキラが混乱して恥ずかしがっているのが可愛くて」
ア「かわっ!?」
・・・目は大丈夫だろうか。
自分は男だし、顔も女子ウケするような可愛い顔ではない。
1度眼科へ連れて行こうか、などと軽く現実逃避を始めたところで、
奏「・・・で、見たいんですか?」
泉の声で我に返った。
ア「あーーもう!!見たい!見たいですよ!」
やけくそになって叫ぶと、
奏「じゃあ・・・ちゃんと、見てて下さいよ?」
だから、その声でそんなこと言うのはダメだと思う。
泉の白い手が持ち上がり、ゆっくりとボタンを外していく。
やがて、全て外し終わると、バサッとシャツをベッドの下に脱ぎ捨てた。露わになった筋肉に、目が離せなくなりそうだ。腹筋は形良く割れて並んでいるくせに、ガッチリとした印象を感じない。俺も筋肉はそこそこあるのだが、泉には到底及ばないと思う。
そして何より、白い。白粉を塗ったみたいに真っ白で、思わずペタペタと触っていたら、
奏「俺も、いいですか」
と言って、羽織っているだけのバスローブのの中に、手を滑り込ませて来た。
大きな手のひらで腹の上をやわやわと撫でられると、くすぐったさに、体がピクリと反応する。
するすると上に上ってきた手が、小さな尖りを捉えた。指の間に挟んでくにくにと動かされると、痒いようなくすぐったいような感覚を覚えて、思わず体をピクリと震わせる。
そのまま2本の指で強めに引っ張られると、背筋がゾクゾクとして、反射的に背中を反らせてしまう。
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