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Ⅳ
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蒼真side
先輩が僕を放ってメールをした。
返信してるときに、笑ってた。
なんで。どうして。ねぇ。
先輩は、僕じゃ不満なの?
僕は、我慢しているのに。
もう、我慢の限界だよ。先輩。
僕は、先輩の手首を掴んで、自分の家へと走った。
学校?そんなのどうでもいい。あとで連絡を入れとけばいいでしょ。
そんなのより、今は先輩のことだ。
隼「そ、蒼真!蒼真ッ…!」
先輩が僕の名前を読んでいる。
なんて可愛いんだろう。
僕だけの先輩。………のはずなのに。
僕以外に優しく微笑んだ。
僕以外に頭を撫でた。
僕以外に好きって言われていた。
全部知ってるよ。先輩。
今から、先輩のカラダ隅々まで知れるよ。やった。
僕は、家に着くなり鍵を閉め、チェーンもかけて、先輩を寝室まで連れ、先輩をベッドに放った。
隼「いっ…!…そう、ま……なん、だよ…学校、行かなきゃ…」
蒼「どうしてですか?僕と2人なのがそんなに嫌ですか?学校がそんなに大切ですか?……もしかして、僕以外に好きな人でもできました?」
隼「そ、そんなわけ((蒼「だったら!…どうして僕以外に笑みを浮かべるんですか?どうして僕以外に仲良くするんですか!」…そ、れは…クラスの付き合いってモンがあるだろ…!」
先輩が僕に対抗した。
クラスの付き合い、ねぇ。
蒼「クラスの付き合いだから、キスするんですか?」
隼「っ…!……な、んのこと、だよ………」
蒼「僕、知ってますよ?…6月27日午後4時58分36秒。先輩のクラス…2年1組の教室で、前から2列目の窓側から3番目の席で、髪が長くて、巨乳の女の人とキスしてたってこと。」
隼「なんで、知って……」
蒼「先輩が好きだから、見てるんですよ。…で、クラスの付き合いだから女の人とキスするんですか?彼氏がいるのに?」
隼「ち、違っ……それは、向こうから急に…!」
蒼「そんな雰囲気になったからじゃないですか?告白されたんでしょう?知ってますよ。」
隼「…そう、だよ!告白されたんだよ!だったら何だよ!学校に行かせないのと関係ないだろ!」
蒼「なんで先輩が怒るんですか?僕のほうが怒ってるんですけど。先輩を独り占めにしたいけど凛花とかいう女がいて無理だし学校があるから無理。だったら、学校で悪い虫がつかないように見張ってたのに………キス、されるとはね。しかも、ファーストキス…でしょう?」
隼「っ!…そう、だよ……ハジメテだよ……」
蒼「愛してる人のファーストキスを奪われた人の気持ち考えたことありますか?しかも、目の前で。」
隼「…ご、めん…………」
蒼「もう、我慢しなくていいですよね。僕、結構我慢しましたから。めんどくさい学校も、もう一生行かなくていいですよ。働かなくてもいいですよ。僕が、先輩を養いますから。その為のこの家なので。」
隼「な、何…勝手なこと言って…!む、無理だ!凛花を独りにしろって言うのかよ!?」
蒼「…また凛花。……そうですよね。家族ですもんね。大切な妹ですもんね。僕なんか、赤の他人同様ですもんね。先輩は、僕なんかよりも妹のほうが大切ですもんね。」
隼「そ、そこまで言ってな……っ!」
蒼「…まぁ、先輩が何を言おうともう決めました。これ以上先輩に悪い虫がつくぐらいなら、僕が先輩を閉じ込めます。この家に。…いっそのこと僕も学校を辞めてもいいんですけどね。」
隼「なん、で……だよ…………ッ…蒼真、なんか……きらい、だ…っ」
蒼「……嫌い…?」
僕は、先輩の上に乗った。
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