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「んんっ、ぁ、はぁっ……、ご主人様……俺、もう…………」
「ほら、もっといやらしいところを見せて……」
骨ばった大きな手のひらが俺の尻たぶをすっぽりと包みこみ、優しく撫でては揉みしだく。
「っ、んん……」
気を良くしたご主人様が少しだけ強めに握ってきたので、俺はご主人様をより興奮させるために上擦った声を上げた。
ご主人様に可愛がられて反応を返すのが俺の仕事だからだ。
俺は愛玩用の男性型アンドロイドである。
ごく一般的なアンドロイドであればこういったことはしなくて良いのだが、俺は違う。
そこらの一般家庭向けのアンドロイドとは違い、俺には性処理道具としての側面があった。
福祉医療従事型のアンドロイドには介助向けアンドロイドの部門がある。
その中でも特殊用途向けのものが存在し、俺みたいな性欲処理向けのアンドロイド……通称セクサロイドと呼ばれるアンドロイドはそれらに当てはまる。
性欲処理……とは言っても、いわゆるセクサロイドの中には福祉関係の機関を通じて望んだ人に貸し出す為のものや、特定の性愛者向けの治療プログラムで使用されているものもあり、性欲処理の為のアンドロイドである以前に医療道具として扱われている。
用途はともかく、分類としてはれっきとした福祉や医療に関わるアンドロイドなのだ。
使用者の身の回りの介助や使用者からの指示に従う他に、特殊な用途にも対応できるように作られており、こういう事をこなすのも仕事のうちであった。
****
責めているうちに興奮してしまったのか、ご主人様の陰茎はすっかり天を向いてしまっていた。
こうなってしまってはスッキリさせてあげなければならない。
腰を持ち上げて、いやらしく収縮を繰り返している窄まりを見せつけるようにして誘う。
「ご主人様、っ……いっぱい種付けして気持ち良くなって下さい」
「……ん。じゃあ、挿れるからな」
剥れた先端が埋め込まれるのに合わせて、俺の穴がひくひくと動いていた。そのまま沈み込むようにご主人様が腰を押し進める。
「……よし、動くぞ」
「んうっ……、あっ…あっ…、ぅ、あっ、ぅうっ」
ご主人様の動きに合わせて、結合部がぱちゅぱちゅと音を立てて泡立つ。
頃合いを見てご主人様が俺の中から陰茎を少し引き抜けば、穿たれてぽっかりと開いた穴からは仕込まれたローションがトロリと溢れ出た。
「中に出してもいいな?」
その問いに首を縦に振ると、ご主人様の充血した陰茎が再び、俺の奥深くまで押し込まれた。
「んっ……、ぐぅっ…………」
「……あ、はぁっ、ご主人様のせーしたくさん出して下さい……」
しっかり奥に挿れたまま中に出したほうがきっと上手く性欲を発散出来るだろう。
そう考えた俺はご主人様の腰の上で足を交差させ、しっかりと身体を絡ませる。
密着したことにより更に結合が深くなり、ご主人様は荒々しく腰を打ち付けながら俺を掻き抱いた。
****
果てたご主人様が俺の奥に精液を塗り込むようにゆるゆると腰を動かす。
今回はそのまま中に出してしまわれたので、ご主人様は俺の中で射精した充足感に満たされているようだった。
少しはお役に立てただろうか。
「はぁ……気持ちよかった、です」
俺が甘えると、ご主人様も表情を緩めた。
「俺も気持ちよかった」
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