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-第1話-[♦1 太陽の訪れ]
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ある日の朝。
強い日差し。雲ひとつない青空。光り輝くアクセサリー達。
『今日の天気は晴天となるでしょう…』
そんなテレビの音も耳に入らないくらい。
俺の心は曇りだった。
-第1話-[♦1 太陽の訪れ]
俺は如月 棗(キサラギ ナツメ)小学生の頃とある病気を患ってから学校に行くのもままならなくなってしまった…
???「おーい!棗ー!」
棗「おー」
こいつは菊川 二葉(キクカワ フタバ)中2の時に出会ってからずっと親友で良い奴だ。
ちなみに、俺の病気のことも知っている。
二葉「今日は来れるんだな!」
棗「まぁ…調子良さそうだしな、」
二葉「またなんかあったら言えよー?俺で良かったらいつでも力になるぜ!」
そう言ってニカッと笑う二葉の笑顔は太陽のように眩しい。
俺とは真逆の存在だ。
棗「おう、ありがとな」
担任「HRを始めるぞー、席つけー」
ガタガタ…
窓側の席で青空を眺める。
綺麗だな…
???「……め……つめ…!」
……なんだ?
???「なつめ!!」
棗「…うおっ!?」
???「もー!棗全然起きないんだからー!昨日あんま寝てないのー??」
こいつは雪守 梨花(ユキモリ リカ)。
俺の幼馴染みで男子からモテる。
どちらかというと可愛い方なんだろうな
棗「なんだ梨花か…ちゃんと寝たよ」
梨花「なんだとは何よ!?もー、授業中に寝ないようにねー?」
棗「お前じゃないから大丈夫」
梨花「ちょ、ひど!菊川もなんか言ってよー!」
二葉「え?あぁ…うん、まぁなんだ……仲良くしよう、な??」
こいつら…うるせぇ……
ってか、こいつらこんな喋ってるけど授業間に合うのか??
梨花「あ!次体育!!移動じゃん!」
パタパタッ
梨花は更衣室へ走っていった。
やっぱりな、焦ってらぁ…
確か女子はバレーだったけ
二葉「え!?ほんとだ!やべぇ遅れる!」
棗「マヌケだな。(ボソッ)」
二葉「お前もだろ…ってなんでもう着替えてんの!?」
棗「いや、下に着てたし……」
と、自慢げに言う。
二葉は相変わらず焦っている。
まぁ、俺はこいつをおいて先に行くのだが…
スタスタ…
二葉「ちょ、棗!?置いていくとかひでぇよ!!」
棗「マヌケなお前が悪い。」
男子はバスケか、
体育館だな……
-授業始-
今日は調子がいいな
このまま授業終われそうだ…
キュッ…キュキュッ…
ダンッ…パスッ……
体育館に鳴り響くシューズとボールの音。
男「うぉ!?」 男2「如月危ない!!」
棗「あ?」
そう言われて
上を見るとボールがあった。
そしてその後訪れた衝撃とともに
俺は意識を手放した。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
棗「…ん……?」
消毒液の匂い。タイルの状の天井。
ここは………病院。
病院通いの俺にはすぐわかった。
???「あ…起きた。」
…誰だ?
医師だってことは分かるがいつもの先生じゃない。
???「どうもこんにちは。誰だろうって思ってるだろ?」
棗「え…あ、はい。」
???「どうも。俺は桜田 洸(サクラダ コウ)。新しい君の先生だよ。」
棗「は、はぁ…そうですか……」
洸「よろしくね。棗。」
なんか…フレンドリーな人だな……
話し方は落ち着いてるんだけどずっとニコニコしてるし……
こう言ったら悪いが…不気味だ。
この時、俺はこの人が俺の人生を変えることになる存在だと、まだ気づいていなかった…
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