アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
10
-
「バイト、始めたんだって?」
兄ちゃんが喋ったのか
「まあ、はい」
「まだ、高校一年生なのに偉いね。どっか、彼女と行くの?」
「彼女はいませんよ。ただ、友達と海行く予定があるし、今後の為にも貯金したいので」
一応、大学には行きたいし
学部は今後ゆっくり考えて、決めるつもりだ
達也さんは「ふ~ん」と頷いた
「バイト先って何処?この辺?」
「あっ、駅近くの喫茶店ですよ」
「え?そなの?」
驚いた様子で二度、瞬きをした
「そうですけど、何か?」
僕は不審に思って聞き返す
「もしかして、マスターって、楠木って名字じゃない?」
「お知り合いですか?」
「それが・・・僕の叔父なんだよね~。母さんの弟。奇遇だね」
それはびっくりだ
タイプの違う美形が血縁で二人とも僕の知り合いになるとは思わなかった
何かの縁なのか
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 14