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rtさん(カニが好きな人)のまとめ いちゃいちゃからR18まで。
じさつ rtky 長め、はっぴーえんど
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キヨside
はぁ。
最近、恋人が出来た。レトルトっていう、優しくてふわふわしてて可愛い最高な人。
なのに、レトさんは自殺しようとしてた。
マンションの屋上で。
しかも30階。1発で死ぬ。
俺は必死になって止めた。
綺麗事言いまくって。
そしたら、レトさんは可愛くて整った顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにしながら
いつもより酷い鼻声で
『ありがとう』
って言ってくれたっけな。
そんなことを考えながら、階段をゆっくりゆっくり上がっていく。
今俺が行こうとしてるのはマンションの屋上。30階。
「…はぁ。死にたい。」
レトルトside
キヨくんと一緒に寝てたのに、隣見たらいない。
コンビニだと思ったけど、財布もスマホも机の上置いてる。
ありえない。
何かあったのかと心配してエレベーターを下る。
キヨくんが行ってるコンビニ、キヨくんがいっつもいる場所、
全部探したけどいなかった
まさか。
キヨside
今は…20階か。
レトさんが自殺しようとした時は、俺がちょうど屋上に向かってる時だった
だからとめれた
でも今は、レトさんが寝てる。
絶好のチャンスじゃないか。
あーあ。
レトさんには悪いなぁ、もし俺が寝てる間にレトさんが死んでたら???
そんなの想像しただけで泣いてしまう。
…うん。死ぬ覚悟出来た。
あとは階段を上るだけ。
レトルトside
まさか。
俺が最後に思いついたのは
屋上だった。
その思考に行きつくのはありえないと思った。
でも。でも。もしかしたら。
もしそうなら間に合わない。俺は、急いでかけて行く。
そのままダッシュで階段を上る。今は10階。
キヨside
あはははははは!!!!
あと5階登ったら俺死ねるんだね!!!
やばい!興奮してきちゃった!!!!!
あはははははは!!!!全部解放される!!!やっと!!!!!!
レトさん!!!!やったよ俺!!!!こんなに幸せに満ちたこと無いよ!!!
あははははははははははははははははははは!!!!!!!
レトルトside
絶対嫌だ。だって。だってキヨくんは。
俺の自殺止めてくれた。だから絶対屋上なんかに居ない。
命の恩人だもん。
そんなことを考えていると、上から笑い声が聞こえてきた。
『あははははは!!!!!』
狂ってる笑い声。その声は
確かにキヨくんだった。
俺は階段を上るのを早めた。
今は23階。
キヨside
やった。ついた。ついたよ俺。
ついに29階。
あと1段、階段を登れば
屋上につく
なのにあれ?
足が震えてる
勇気をだすところおかしいけど
俺は震える足を持ち上げ、
屋上についた。
レトルトside
ついた。29階。
早く。早くしないと。
キヨくんが…!!!
俺は荒い息をたて、30階に着く。
俺の視界に映ったのは、裸足で柵の外に行こうとしてるキヨくんだった。
俺は腹から声を出して
「キヨ!!!!!」
と言った。するとキヨくんは驚いて振り返った。
キヨside
俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
大好きな声で。
「…レト…さん…?」
俺は、目からポロポロとした液体が出るのを気にせずに、後ろを振り返った。
すると、そこには肩で息をしながら泣いているレトさんがいた。
なんでレトさんが泣いてるの?
「…なんでレトさんがここに居るの。?」
「キヨくんを探してたらここに着いたから。」
「なんでここが分かったの?」
「俺もここでキヨくんに止められたから。」
「だからね」
「今度は俺が止める番だと思ったの」
「お願いキヨくん」
「俺とずっと、ずっと一緒にいて?」
俺が止めた時は
自殺しても俺は悲しむとか
ありそうな言葉しか吹きかけなかった
手を差し出しながら優しい顔で微笑むレトさんは天使のように見えた。
俺は泣きながら柵を乗り越え、レトさんの所に走って、飛びついた。
「…うぅっ、れとさんっ、、おれぇ、おれぇっ…!!!」
レトさんは俺の頭を撫でながら
「大丈夫、大丈夫。」
「キヨくん」
名前を呼ばれ、返事をする。
「っはい…。」
説教が来ると思ったから。
「俺とキヨくん、一緒だね。」
あぁ、なんでレトさんは俺が喜ぶことばっか言ってくれるんだろう
ーーーーーーーーーーーー
終わりです。長すぎました。
こういうのが書いてみたかった…。
こんな長いやつ、最後まで見てくれた方ありがとぉ(´;ω;`)
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