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湊side
「はぁぁぁぁ。侑舞大丈夫かな……」
たしかに、数日前から咳をしていて風邪ぽかった
昨日の夜からさらに体調が悪くなった弟のことを思い、湊はため息をついた
今朝は熱も上がっていたので心配で心配で仕方がない
大学に着いたばかりなのに、すでに1人で家に置いてきたことを後悔していた
そんなブルーな気持ちになっていた時、背中をバシッと思いっきり誰かに叩かれた
「おはー。なーに朝からため息ついてんだよ(笑)」
「もー痛いじゃん!! ちょっと弟が体調崩しててねー」
俺の背中を叩いたのは友人の多賀碧海だった
「ありゃ。弟君体調悪いのか。そりゃ心配だね」
「そーなんだよ! もー心配でしょうがない。本当は一緒
にいようと思ったんだけどあんなに大学に行ってくれっ
て言われたら行かないわけにもいかなくてさ……」
「まぁ、絶対に受けなきゃいけない授業だけ受けて早めに
帰ってあげなよ」
「うん。そうするよ」
侑舞のことを心配に思いながらも、とりあえず授業を受けるために講義室に移動した
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