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湊side
眠っている侑舞を見ていたら、自分も眠くなってきた
そんな俺の様子に気づいた和田先生が、隣のベッドを使っていいよ言ってくれたので、ありがたく寝かせてもらうことにした
そのまましばらく眠っていると、電話の着信音で起こされた
まだ頭が覚醒していなかったので、とにかく切れてしまう前に電話に出ようと必死に携帯を手繰り寄せた
そして誰からなのかを確認せずに電話に出た
すると電話をしてきたのは碧海で、侑舞の状態と見舞いに行っていいかを確認するための電話だった
昨日の帰り際に、明日くらいにまた来るとは言っていたが本気だったとは思っていなかった
今の時期はちょうどもうすぐテスト期間に入るから暇ではないのだ
とりあえず目が覚めた旨と、来てもいいが今はまた眠ってしまっていることを伝えた
すると、行くだけ行くと返事があり電話がきれた
侑舞の傍に行くと、電話の音と話し声で目が覚めてしまったようで、眠そうに目を擦りながら「誰?」と聞いてきた
そんな侑舞の頭をなでながら、友達がこれから病院に見舞いに行くっていう連絡だよ。と答えた
「そうなんだ。誰か来るなら起きなきゃ」
そう言って起きようとする侑舞をすぐに止めて
「起きなくていいよ。来たら起こすからまだ寝てな。俺は
友達を迎えに下まで行ってくるから、何かあったら俺に
連絡するか、ナースコールしてね」と伝えた
まだ熱も下がりきっていない状態だ
無理はさせたくない
侑舞は「んー。分かったー」とだけ答えると、また眠りに落ちていった
俺は侑舞が深い眠りについたことを確認すると、碧海を迎えに入口へと向かった
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