アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
84
-
お会計をと思ったら、多賀さんがレジの前を素通りしようとしたので侑舞はあたふたした
「多賀さん! お会計って???」
すると岸さんがちょうど厨房の方からひょっこりとでてきて、困っている俺を見て声をかけてくれた
「あ、おかえりかな? お会計は大丈夫だよ。碧海が事前
に払ってくれてるから。2人が食べたのはランチのメニ
ューの中からだけだから値段が決まってるんだ~。
本当は他にもあるんだけど、事前に払っておきたいって
碧海が言うから値段が同じのから選んでもらったの」
「そうだったんですね。あ、料理とっても美味しかったで
す! ごちそうさまでした」
「本当に!? そう言ってもらえてうれしいです! 他にも
いろんな料理があるから是非また食べに来てね」
「もちろんです! また食べに来ますね」
「はーい! お待ちしてます!! あ、そうだ。この店ね開
くのが不定期だから来たいときは事前に言ってもらいた
いんだ。言ってくれたら絶対にその日は開けるから!
えーっと、連絡先交換したいんだけど俺が今携帯持って
ないな」
そういって困った顔をする岸さんに多賀さんが声をかけた
「岸さんがいいなら、俺が侑舞くんにLINE教えておきま
すよ?」
「本当!? じゃあ碧海、お願いしてもいい?」
「了解です。じゃ、また来ますね。ごちそうさまです」
そう言って歩き出す碧海に侑舞も慌てて着いていく
「あの、あとで登録して連絡します!!」
それだけ言って頭を下げると、岸さんは笑顔で手を振って見送ってくれた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
88 / 159