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「ごめん。お待たせ」
ボーっと待っていたらメニュー表を持って岸さんが戻ってきた
「いえ、俺が面倒なこと頼んでしまっているだけなので。
こちらこそすいません」
「いいからいいから! それで、これだけの量のメニュー
があるんだけど、どうかな?」
「これで大丈夫です。むしろ多いくらいですよ。よそでは
考えられません。ありがとうございます」
「オッケー! じゃあこの内容でメニュー表作るね!」
「お願いします。じゃあこれで先に支払いをさせてもらい
ますね」
「はーい! たしかにお預かりしました!!」
支払いを終えると11時を少し過ぎたところで、ちょうどいい時間だったので店を後にすることに
「じゃあ岸さん、12時半ごろにまた来ます」
「了解! それじゃあ気を付けてね! 来るの待ってるか
ら!!」
「そうだ、申し訳ないんですけど先にお店来てたことは悟
られないようにお願いします」
「はいはい。久しぶりに来た設定にしとけばいいんでし
ょ??」
「そうですね。それでお願いします」
そう言って岸さんに頭を下げ、店を出た
そして今度こそ待ち合わせの病院へ
病院には12時前に着いたので、碧海は病院の駐車場に車を停めた
数ある車から見つけるのは大変だろうからと、車を降り病院の入り口の近くで侑舞を待つことに
入口の方を気にしながら携帯を弄っていると12時を少し過ぎたころに侑舞が出てきた
それを確認すると侑舞に歩み寄り、一緒に車まで向かった
そして岸さんの待つ店へと車を走らせた
店に着き中に入ると、侑舞くんは内装が高級店ぽいこともあってか緊張した様子だった
そんな姿を見てそういえば湊もおんなじ反応をしていたことを思い出し心の中で笑ってしまった
しばらくは緊張した面持ちだったが、注文を取りに来た岸さんと話したら少しは緊張がほぐれたようで、会話も弾んだ
料理も気に入ったようで、自分が作ったわけではないのだが嬉しい気持ちになった
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