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2人で作ったからか思ったよりも早く完成し、順番にお風呂に入ってから夕飯にすることに
その夕食の場で侑舞は例の話を切り出した
「ねー、兄さんはさ恋人作らないの?」
俺の質問に兄さんは突然どうしたの? って笑ったが少し考える仕草を見せた
「いずれは作りたいなとは思うけど、今は特に考えてない
かな」
「付き合うならやっぱ女の人?」
「んー? そうだなぁ~……。本当ならそれが普通なんだろ
うけどね。俺は好きなら性別は問わないかな。もし同性
が好きになったらまたその時に考えるよ。俺自身は男子
校出身だし、同性愛自体に偏見無いからね」
「そっかー……」
「そういう侑舞はどうなの?恋人つくらないの?」
兄さんにそう言われ、返答に困った
はっきり言って俺は恋愛に興味が無い
恋人なんて考えたこともなかった
まぁ色恋のことなんかより目先のことで手一杯であったのもあるのだろうが
「んー……今のとこはほしいとは思ってないかな」
その後も付き合うならどんな人がいいだとか恋愛トークで盛り上がった
話して分かったことは、2人とも付き合うなら同性になりそうだなということだった
兄さんは男子校出身だし、俺も今男子校に通ってるので、何かと身近にいるのは同性の方が多かったし、同性同士がくっつくような環境に慣れていることもあってか感覚がそっちよりになっているようだ
兄さんは付き合うなら包容力のある人がいいと言っていて久我野さんドンピシャだななんて考えていた
明日は4人で食事に行くので早く休もうと、早々に各自の部屋に行った
その夜は慣れない場所で買い物をしたり、人混みの中歩いたこともあり疲れてたようで、すぐに深い眠りに落ちた
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