アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
122
-
どうするの? と兄さんに聞いたらきょとんとして固まってしまった
「え? どうするってなにを?」
「へ? 告白の返事だよ! それ以外に今ないでしょ!」
今の流れでそれ以外あったの!?
そう言ったら突然慌てだした
「ど、どうしよう。そうだよね。返事しなきゃだよね」
まぁ、そもそも車を降りるときにごめんなさいって言ってしまってるから誤解してる可能性もあるけどなと気づいたがあえて言わないでおくことにした
言ったらまたパニック起こしそう
返事……返事か……とブツブツ呟きながら悩みだして早30分。一向に答えは出てこないようだ
無理に今すぐ出さなきゃいけないわけでもないだろうから今日はやめにした方がよさそうだな
俺が寝れなくなりそう
「兄さん、今日はもうこの話は終わりにしよ? ほら、お
風呂は? 入ったの?」
「まだ入ってない。入ろうと思ったら侑舞がソファーで苦
しそうに寝てたから」
あ、俺のせいだった
「じゃあ、今日はお風呂入ったら寝よう?時間も時間だし
さ」
時刻はもう22時をとっくに過ぎていた
「あ、もうこんな時間か。そうだね、寝る前にもうちょっ
と考えてみる」
お風呂で考え事しちゃダメだからね!
と言ったら侑舞みたいにならないように気をつけるねと笑われた
兄さんに俺は風呂に入ってくるから侑舞はもう部屋に行って寝なといわれソファーから腰を上げた
階段上がれる? 無理そうならおぶっていってあげるよ?と言われたがそれに大丈夫だからと制した
「じゃあおやすみ」
「おやすみなさい」
寝る前の挨拶を交わすと兄さんは風呂へ、俺は自分の部屋へと向かった
俺は部屋に着くと寝てしまう前に多賀さんに状況を説明する文章をLINEで送っておいた
返信が来るかもしれないから起きていようとも思ったが、明日からまた1週間が始まるので無理せず眠ることにした。侑舞は携帯を充電器につなぐと部屋の明かりを落とし眠りに落ちた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
127 / 159