アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
131
-
(侑舞視点に戻ります)
侑舞は目が覚めた時に昨夜の影響が残っていないことにホッとしていた
2度とお風呂で考え事をしないようにしようと心に決めた
あくびをしながらのそのそと制服に着替え1階に降りる
リビングには明かりがついておらず、また早く大学に行ったのかなと思った
でもリビングに入り机の上を見てもメモは置いてない
念のためにメッセージが来てないか携帯を確認したが来ていなかった
玄関に靴を見に行くとまだある。となるとまだ家にいるということだ
悩みすぎて知恵熱でも出したのかな? なんて考えながら兄さんの部屋へ
「兄さん? 今日大学あるんじゃないの? そろそろ起きな
いと」
部屋の扉をノックしてそう声を掛ける
「休む」
暫くして返ってきたのはその一言だけだった
まぁ、兄さんは今まで真面目に休まず大学に行っていたし単位とかの心配はないんだろうけど、俺の記憶が正しければそろそろテスト期間のはずだ
多賀さんも土曜に出かけた際テストがあるから1,2週間は出かけられなそうだと言っていたし間違いないだろう。
基本しっかり者で、物怖じしない性格なのだが、そこかよってところで怖がりになるのが兄さんだ
「別にダメとは言わないけど、そろそろテストなんじゃな
いの?」
「そう。でも今日だけは休む。休んでちゃんと答えだ
す」
「本当に今日だけだからね? ズルズルそのまま休むなん
てことがないようにしなよ?」
俺の言葉に分かってると返事をしてきたので、その言葉を信じることにする
そうこうしている間に家を出る時間が迫っていた為、バタバタと学校に行く準備を済ませ、学校へと向かった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
136 / 159