アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
144
-
「あ、今日は来た」
そんな声が聞こえて湊はそちらに視線をやる
「明日は行くって昨日言ったじゃん」
「そーだけど、言ったから絶対はないだろ?」
碧海の言葉に「確かにそうだけど!」としか言えなかった
「んで? どうすんだよ。今日言うんだろ?」
…………ん???
いや、ちょい待て
何言い出したのこの子
おいおいどうなってるのさ
「えーっと? ちょっと何言ってんのか分かんないんだけ
ど?」
「はぁ~? だっておまえ今日くが……ンン」
思わず口を塞いだけど俺は悪くない!
こいつ何言おうとしちゃってんの?
ここ教室だよ?
ダメだろ! ふつうにアウトだわ
口を塞いだままにしてたら、バシバシと腕を叩かれた
「あ、ごめん」
パッと手を離す
「おまえ俺を殺す気か!?」
そんなわけないじゃん
殺さねーわ
友達殺す趣味なんて無いわ
「とりあえず、詳しい話は休み時間にするから今は黙って
てよ?」
にっこりと笑顔を貼り付けて言うと、碧海は顔を引きつらせながらも言葉を発した
「先に言っておくと情報源は侑舞くんだからな?」
うん、だよね
それくらいしか考えられないわ
「あとはもう一人の当事者さんね」
その言葉にはさすがの湊もフリーズした
だって、もう1人の当事者ってあの人しかいないんだから
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
149 / 159